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[ 地域経済 ]
(2016/10/20 05:00)
中小企業の間に標準化活動が広がっている。9月にはワイピーシステム(埼玉県所沢市)が提案した自動車脱出ツール(器具)の性能試験方法が、日本工業規格(JIS)として制定。10月20日をめどに悠心(新潟県三条市)など2社の提案もJIS化される。全国的な知名度に劣る中小企業が技術を売り込む際、標準規格という客観的な統一された“物差し”は強力な武器となる。特許や商標などに続き、標準化が中小企業の技術経営戦略に根付くか注目される。(平岡乾)
「採用実績はありますか?」―。中小企業が大企業の購買担当者に自社の製品や技術を説明する時、よく返される一言だ。ワイピーシステムの吉田英夫社長もこういった経験を幾度もしてきた。
【海外でも優位】
それがJIS化を話した途端、採用実績の有無が問われなくなったという。技術の信頼性を示すうえでは、「特許以上の効力がある」と吉...
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(2016/10/20 05:00)
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