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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/1/6 12:00)
ディー・エヌ・エー(DeNA)は6日、自動運転車技術に関するZMP(東京都文京区、谷口恵恒社長、03・5802・6901)との業務提携を解消する方針でZMPと合意したと発表した。両社は2015年5月に共同出資でロボットタクシーを設立、神奈川県内で自動運転車を使った実証実験などを進めていた。一方でDeNAは同日、日産自動車との自動運転車両に関する協業を発表している。
DeNAによると、ZMPとの業務提携解消は16年末に話し合いが始まり、17年初に合意したばかり。ZMPはインターネットへの顧客情報流出問題を受け12月19日に予定していた東京証券取引所マザーズ市場への上場を延期したが、その問題とは関係ないとしている。ロボットタクシーの商標取り扱いや法人自体の存続については今後、両社で検討する。
DeNAと日産は、17年内に日産製の自動運転車を使った技術的な実証実験を国内で始める。20年までに無人運転による交通サービスプラットフォームの構築に向けたビジネスモデルなどを検証する。
関係者によると、DeNAは自動運転車を使ったタクシー配車サービスの構築を目指しており、車両にZMP以外の技術も活用したかったが、ZMPは1社提供にこだわったため、方針が食い違ったという。
(2017/1/6 12:00)