[ 政治・経済 ]
(2017/1/27 07:30)
(ブルームバーグ)メキシコのペニャニエト大統領は来週予定されていたトランプ米大統領との会談を中止した。メキシコ国境の壁建設計画をめぐって米国とメキシコは対立しており、世界最大規模の二国間貿易を行う両国の関係を脅かしている。
ペニャニエト大統領はツイッターで会談中止を表明した。これより前にトランプ大統領は「切望されている壁の費用をメキシコが払うつもりがないのなら、予定されている会談は中止した方が良さそうだ」と、ツイッターに投稿した。
ペニャニエト大統領は トランプ大統領の投稿を受けて、「今朝、ホワイトハウスに対して31日に予定されている会議には出席しないと伝えた」と、ツイッターで返した。
スパイサー米大統領報道官はペニャニエト大統領の訪米を依然として望んでいると述べ、「将来的に何か予定を組むだろう」と記者団に語り、「今後も調整を図っていく」と続けた。
その後のツイッターでペニャニエト大統領は扉は閉ざされたわけではないと述べ、「メキシコは二国間に利益がもたらされる協力には積極的だとあらためて強調する」と言明した。
原題: Mexico’s President Cancels U.S. Visit as Trump Feud Deepens (2)(抜粋)
(2017/1/27 07:30)