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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/2/13 15:00)
(ブルームバーグ)フランスの医薬品メーカー、サノフィは市販薬の一部を同業の仏イプセンに売却することで合意が近い。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。サノフィはドイツのベーリンガーインゲルハイムと合意した228億ユーロ(約2兆7600億円)規模の事業交換の完了に近づいている。
この関係者によると、合意は13日にも公表される可能性がある。詳細が部外秘だとして匿名を条件に語った。ほぼ1億ユーロの売買と評価される公算が大きい。複数の製薬会社が応じた事業売却プロセスを経てイプセンが優先的な応札企業として浮上したと関係者は説明した。
W20グループでイプセンの広報業務を担当するエリオット・フォックス氏はコメントを控えた。パリに本社を置くサノフィの担当者に対し営業時間外にコメントを要請したが、今のところ返答はない。
欧州連合(EU)の欧州委員会は昨年8月、西・東欧の幾つかの国での事業資産売却を条件にサノフィがベーリンガーの消費者向け医療事業を買収する計画を承認。医師の処方箋なしで購入できるいわゆるOTC医薬品が、主な売却対象となっていた。サノフィは同年6月、OTC事業を強化するため非上場のベーリンガーと資産交換で合意した。
原題: Sanofi Said to Near Agreement to Sell Some OTC Drugs to Ipsen(抜粋)
(2017/2/13 15:00)