[ ICT ]
(2019/8/15 13:00)
【香港=ロイター時事】中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)が14日発表した2019年4-6月期決算は、純利益が前年同期比35%増の241億4000万元(約34億ドル)と、アナリスト13人の予想平均(207億4000万元=リフィニティブ調べ)を上回った。
中国当局が長く凍結していた審査を再開したことを受け、ゲーム事業が黒字を回復した。コンピューター向けゲームの売上高は9%減の117億元だった半面、スマートフォン向けゲームの売上高は「王者栄耀」や「完美世界」などの主要タイトルや新作が寄与し、26%増の222億元に上った。フィンテック事業も大幅増収となった。
一方、ネット広告事業は中国の景気減速や米国との貿易摩擦に押され、売上高の伸びが鈍化した。ミッチェル最高戦略責任者は「年内はマクロ経済面で厳しい環境が続くと思われる。広告インベントリの大量供給は今年いっぱい変わらず、来年まで継続する可能性もある」と警戒感を示した。
(2019/8/15 13:00)
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