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[ 科学技術・大学 ]
(2016/12/26 05:00)
岡山大学資源植物科学研究所の杉本学准教授らは、宇宙空間にイネの種子をさらし、その時間が長くなるほど発芽しづらくなることを明らかにした。国際宇宙ステーション(ISS)の船外で種子を保管したところ、種子の発芽に関わる遺伝物質の量が減少することを突き止めた。長期の有人宇宙活動には食糧自給が必要となるため、こうした知見は宇宙での作物栽培に適した品種の開発につながる可能性がある。
杉本准教授は「宇宙で安定して保存できる作物の種子を開発し、人類の宇宙開発に貢献したい」としている。
イネの種子100粒を半分ずつに分けて金属の筒に入れISSの船外に設置。13カ月もしくは20カ月船外で放置した後、種子を地上へ送り解析した。
13か月船外に放置した種子に比べ、20カ月船外保管した種子の発芽率は約7分の1の7%だった。
さらに種子の遺伝子を解析したところ、両方の種子に遺伝子の変異はなかったが、20カ月船...
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(2016/12/26 05:00)
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