業務用無線機で世界3位のアイコム。「メードインジャパン」の高付加価値品を武器に競合他社と戦っているが、コスト面では国内生産にこだわる難しさにも直面している。原価削減を進める上で、調達部門が担う役割は大...

工作機械や小銃などの製造販売を手掛ける豊和工業はリーマン・ショック以降、人員削減などのリストラを進めてきた。一方、外部委託(アウトソーシング)先を増やした結果、工作機械部門の調達先は約...

紙媒体や食品包装などに使う印刷用インク。材料配合や製造工程に関するノウハウはデジタル化が難しいこともあり、日本企業が高い世界シェアを持つ。ただ、原料調達で海外依存が深まるとともに調達リスクが課題として...

【新日鉄住金執行役員(原料・機材調達管掌)・藤原真一氏】 新日鉄住金は国内に16の製造拠点を有し、その現場で使う資・機材の種類は数十万品に上る。2012年10月に旧新...

【帝人執行役員原料重合・購買本部長兼原料重合部門長兼PEN事業統轄担当の早川泰宏氏】 帝人は、材料を供給するだけにとどまらず、付加価値をつけて提案するソリューションビジネスの強化を打...

ヤマハ発動機は2013年1月から3カ年の新中期経営計画を開始した。主力の2輪車と船外機を中心に品質を向上しつつ、低コストで製造する体制を構築。アジアの2輪車市場など国内外で新製品投入を加速し、15年に...

森永乳業では原材料についての徹底した品質管理システムを構築している。安心・安全な商品を提供するためには安全で品質のよい原材料の調達が最重要だとの考えからだ。調達において「品質・安定・コストはすべて重要...

日本精工は、日本の製造業の中でも比較的古くから製造・調達のグローバル化を進めてきた。これは日本車や日本製家電が世界を席巻する1980年代以前から、海外の完成品メーカーに軸受を供給していたためだ。近年は...

トッパン・フォームズは帳票や伝票などのビジネスフォームやダイレクトメール、カード利用明細票などのデータプリントサービス(DPS)分野で業界トップ。2015年6月の創立50周年に向けて収...

2012年度から3カ年の新中期経営計画「GS―III」をスタートさせたクラレ。紙加工、接着剤、ブチラールフィルム原料などに使うポバールや、食品包装材などに使う「エバール」といった、高いシェアを誇る素材...

【サッポロビール取締役執行役員SCM本部長 杉垣隆文氏】 農作物を主原料にする食品メーカーは天候不良などで不作になるなど調達活動には常に懸念がつきまとう。そこでサッポロビール...

サンコー(大阪府四条畷市)は主に産業・生活インフラ用のフレキシブルチューブを製造する。工場の海外移転や少子高齢化などを背景に、中長期に見ると国内市場の規模は縮小すると考えられる。ただ、...

ジヤトコは日産自動車グループで、無段変速機(CVT)で55%の世界トップシェアを持つ。2019年3月期に売り上げ1兆円(12年3月期比65・9%増)を目...

床材最大手の大建工業は木質床材の基材を、従来の天然南洋材による合板から、植林木とMDF(中質繊維板)を貼り合わせた「エコ台板」へと置き換えを進めている。ラワンなど南洋材の資源枯渇に備え...

山下ゴム(埼玉県ふじみ野市)は自動車用防振製品に使う部材の現地調達を加速する。2013年にも現地調達率を現在の約70%から100%に引き上げ、量産品の調達コストを08年...

IHIは部品調達のグローバル化を推進する。2013年度から始まる次期中期経営計画でもグローバル化を重点項目の一つに掲げており、現地調達は海外展開のカギを握る。昨年シンガポールに調達拠点も開設し、アジア...

自動車用シート部品などが主力のシロキ工業は長期経営ビジョンで2022年3月期に連結売上高2000億円(12年3月期比81・0%増)を目標に掲げた。原動力は海外。海外売上高比率を...

全世界に11の生産拠点を展開し、電池や電子部品などを手がけるFDK。それぞれの拠点が独自に調達活動を展開するなか、約900社ある調達先をデータベース(DB)でまとめて受発注をIT化する...

【取締役執行役員特装事業部生産本部長・杉本治己】 極東開発工業はダンプトラックやテールゲートリフター、コンクリートポンプ車など“働くクルマ”を手がける特装車メーカー。国内市場は復興需...

自動車やIT機器などのモノづくりに不可欠な切削工具を手がけるOSG。世界に約20生産拠点を擁しており、購買リスク分散による安定調達、グループ共同購入を購買戦略の基本に掲げる。竹生光志執行役員調達部長に...