債券市場では民主党の提唱する歳出削減がうまく行くのかどうかに懐疑的な見方が出ている。歳出削減が実現できず財源が確保できない場合は国債増発観測が強まる可能性もある。

主要国中で最大の債務残高を抱えるわが国では財政再建が急務で、歳出削減は財政再建への最も有効な手段。... しかし、年々増大する社会保障費の自然増を削減するのは困難な情勢で、政府はついに抑制の継続を断念...

【桜井正光経済同友会代表幹事/歳出の肥大化遺憾】 方針の中で財政規律について新たな目標が提示されたが、実現に向けて歳出拡大を抑制するための具体的削減策が十分に盛り込まれていないことが...

歳出削減策では「(社会保障費の自然増分を毎年2200億円圧縮するなどとした)『骨太の方針06』等を踏まえて歳出改革を継続しつつ、安心と活力の両立を目指して現下の経済社会状況への必要な対...

それは(1)景気回復(2)歳出削減(3)中小企業へのマイナス影響の回避(4)低所得者の負担軽減―で、これらの条件を満たせば「中小企業の従...

社会保障をはじめとする歳出削減を決めた「骨太の方針06」については「数値にはこだわらないが方向性は維持するべきだ」(西室会長)としている。 ... 「骨太の方針06」で示した歳...

一連の目標設定では数値や達成時期には一定の幅を持たせる可能性があり、06年度の「骨太」で掲げた歳出削減策も、経済状況に応じて柔軟性を持たせることが予想される。

小泉純一郎政権下で打ち出した社会保障費や公共投資の抑制など、歳出削減路線との折り合いをどう付けるかも問われてくる。

16日に開いた経済財政諮問会議では、今後の世界経済の回復動向と政府の歳出削減の進み方、さらに今後の消費税率の上げ幅を複数のシナリオに分けて試算した資料が内閣府から提出された。世界経済の低迷が今後も続き...

【増税より歳出削減】 目先の経済危機への対応に一刻の猶予もないことは言うまでもないが、同時に、日本が進むべき中長期のビジョンに関する議論を、今こそ行うべきである。... 財源確保の選択肢の一つ...

予算の審議を乗り切ったとしても、6月には09年度版「骨太の方針」の策定が控えており、歳出削減路線の存廃をめぐって政府・与党内の対立が決定的になる可能性がある。... 雇用削減、賃金抑制を迫られる国民は...

杉本和行財務次官は15日の定例会見で、麻生太郎首相が「生活防衛のための緊急対策」として発表した1兆円規模の「経済緊急対策予備費」の新設は、歳出削減の原則に反するものではないと主張した。... 同次官は...

乏しい財源の中で減税の工夫は大いに必要だが、歳出削減目標そのものの撤廃を前提とするような、なりふり構わぬ減税は政治の責任を放棄したもの、と言わざるを得ない。

また2兆円規模の定額給付金をやめ、中低所得者や生活困窮者のための補助金を創設するよう求めたほか、社会保障費の伸びを毎年度2200億円圧縮する歳出削減方針の撤回も要請。

「骨太の方針06」で定めた歳出削減目標や概算要求基準(シーリング)については維持するものの、新たに「状況に応じて果断な対応を機動的かつ弾力的に行う」ことを盛り込み、今後の財政出動を色濃...

笹川尭総務会長ら自民党幹部は2日夕、麻生太郎首相と官邸で会い、06年度の「骨太の方針」で示した歳出削減策を3年程度、凍結するよう要請した。... 景気回復を優先するため、公共事業費の削減など「骨太の方...

景気が急激に悪化する中、与党内では次期総選挙をにらんで歳出拡大を求める声が強まっており、歳出削減目標を掲げた06年度の「骨太の方針」を無力化しようという動きもある。... 首相は3年後に消費税を引き上...

年末の09年度予算編成を前に、与党の歳出拡大圧力が急激に強まってきた。公共投資や政府開発援助(ODA)予算などの分野で、歳出削減路線の転換を求める声が相次いでおり、政府・与党間の調整が...

07年7月の参院選に敗れて以来、与党内では諮問会議主導で進めてきた歳出削減路線への反発が弱まる気配がない。... ところが参院選で与党が大敗を喫してから官邸主導体制は大きく揺らぎ、与党内では公共投資や...

1日ご一緒した防災訓練では「歳出削減がなければ次の一手はない」と言われていた。相当歳出増の圧力があったのかと思う。