組み込みソフト産業を根付かせようとする動きが全国各地で盛り上がっている。組み込みソフトは電子機器を制御するソフトウエアで、機器の高付加価値化に不可欠。しかし、技術者は10万人不足しているという試算もあ...

環境・循環型社会白書は「低炭素社会の構築に向け転換期を迎えた世界とわが国の取り組み」を取り上げた。07年12月にバリ島で開かれた気候変動枠組み条約第13回締約国会議で得られた「バリ行動計画」などの合意...

鋼材は主要ユーザーの自動車向けが値上げ幅トン2万8000円台で決着し、他業界向けも大幅値上げが進む。原油価格の急騰から石油系材料の価格も上昇の一途で、物流費負担も増える。原材料高騰は産業界にとって死活...

小売業界で大手スーパーを中心にプライベートブランド(PB)の強化が相次いで打ち出されており、PB百花繚乱(りょうらん)といった様相である。原燃料の高騰を受けた食品の相次...

世界最高性能を有する次世代スーパーコンピューター(スパコン)の建設工事が、神戸市のポートアイランドで始まった。国家基幹技術の一つとして文部科学省が1154億円を投じ、理化学研究所が設置...

政府の地方分権改革推進委員会(丹羽宇一郎委員長=伊藤忠商事会長)は28日、「骨太の方針08」に盛り込む第1次勧告をまとめた。改革の迅速で着実な実行を担保するには、目指すべき“国...

27日に公表されたエネルギー白書は、第1章で99年から上昇に転じ、04年以降、騰勢を強めている原油価格高騰の要因を論じている。近年、注目を集めている石油ピーク論を否定。特に07年後半からの急騰には「需...

国内で鉄道貨物輸送に使われている12フィートコンテナ(5トン積み)が、日中韓3国の“準国内物流化”を実現する標準コンテナとして規格化される。5月中旬に岡山市で開かれた第2回日中韓物流大...

07年度科学技術白書は全編を通じて「このままでは日本はだめになる」といった危機感にあふれている。グローバル化の進展、中国やインドなどの台頭、原材料高騰と技術のコモディティー化などが日本にとって不利に働...

東京23区のモノづくり企業集積地というと、大田区が有名だが、ほかでも地域の特性を生かして、がんばっているところがある。その一つが北区。明治の初期に日本の産業化のリーダーのひとりである渋沢栄一の提唱で、...

10年後、九州の経済産業社会はどのような姿に変化しているのだろう?そうした問いに答えるかのように、九州経済産業局が「九州新経済活性化プラン」をまとめた。2020年「アジアの課題解決先進地」と「...

今秋に予定されている歳出歳入の抜本改革の最大の柱は、なんといっても社会保障改革だ。政府の社会保障国民会議は消費税引き上げを軸とした具体案の検討を始め、財務省の財政制度等審議会も6月の建議に向けた審議の...

未曾有(みぞう)の原油高騰が続いている。米国産標準油種(WTI)に加え、東京原油スポット市場でも日本やアジアの指標原油のドバイ原油が1バレル=120ドルを突破し...

ミャンマーを襲った大型サイクロン、中国四川省の巨大地震と、アジアで自然災害が相次いでいる。いずれも犠牲者は数万人にのぼる。政府機関中心の国際援助には限界があり、非政府組織(NGO)によ...

世界市場で競う巨大IT企業による勢力争いが激化している。米マイクロソフト(MS)が仕掛けた米ヤフーへの買収交渉は頓挫(とんざ)した格好だが、その余韻が覚めやらぬうちに今...

世界的なカネ余りの中で、投資家は有利な運用先を求め、世界中で巨額の資金を動かす。一部は原油や穀物市場に流れて価格を高騰させ、世界経済に動揺をもたらしている。各国の証券取引所はこうした資金を取り込もうと...

米東部時間31日(日本時間6月1日)に打ち上げられるスペースシャトル「ディスカバリー」がフロリダ州のケネディ宇宙センターの発射台に移され、打ち上げ準備に入った。シャトルには星出彰彦宇宙...

携帯電話は「いつでも、どこでも、だれでも」インターネットに接続できるユビキタス社会のキー端末だが、便利さの裏には落とし穴がある。その一つが青少年に対する有害情報の問題である。小学生の27%、中...

立場の異なる大学と企業が相互補完し、社会人の再教育や大学院生を教育する人材育成面での産学連携は必要でメリットがある。進展の早い先端分野に関する社会人の再教育、大学院生が企業の考え方を知ることは、企業と...

経済的に元気がないといわれる地方。景気回復期にも大都市圏との格差が広がるばかり。今後の景気減速で一層の低迷が心配される。