中国製冷凍ギョーザによる中毒事件などで、改めて問われている食の安心・安全。政府・与党が食品表示のあり方や、消費者行政の一元化の検討に入るほど、事態は深刻化している。健康・人命にもかかわる問題だけに、不...

鋼材の値上げ交渉が本格化する。鉄鋼メーカーが08年度に調達する鉄鉱石の購入価格が前年度比で65%も急騰し、自動車・電機などの製造業は一定の値上げを受け入れざるを得ない状況。ここで注目されるのが...

(編集委員・武田則秋、16面に関連記事、最終面に「深層断面」) HD―DVD事業の抜本的見直しは、東芝の経営戦略上避けられなくなっている。

次世代DVDの規格争いは「ブルーレイ・ディスク(BD)」陣営に軍配が上がる見通しだ。東芝は「HD−DVD」規格からの撤退を検討しており、両陣営の規格争いにようやく終止符が打たれようとし...

08年3月期は好決算が相次ぐ見通しの製造業。このため08年春闘は、大手製造業の労組が昨年以上の賃上げ要求に動いている。ただ、この賃上げと同様に、それ以上に重要で忘れてならないのが労働環境のあり方。

好決算が見込まれる巨大企業の08年3月期。だが09年3月期は、各業界・各社の見通しに濃淡はあるものの、総じて視界不良の状態で“船出”する。1ドル=105円程度の円高・ドル安では自動車7社がそろ...

トヨタ自動車をはじめとした巨大企業30社―。08年3月期は30社中26社が増収、25社が営業増益を見込むなど、好決算が相次ぐ見通しだ。サブプライムローン(信用度の低い個人向け住宅融資)...

日本で8年ぶりとなる主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が9日に東京で開かれる。金融市場の混乱で世界経済の先行き懸念が強まっており、参加国が限られた選択肢の中でどこまで具体的な協...

英国・サッチャー政権の行政改革をモデルに、橋本龍太郎政権が打ち出した中央省庁再編―。01年1月に実施されたこの再編は、行政のスリム化と同時に、首相のリーダーシップが問われる官邸主導型体制としたのが特徴...

複数の省庁が所管する“縦割り”の消費者行政を一元化したい福田康夫首相。“中国製ギョーザ事件”で各省庁を束ね、一元化の成果を示せるかが最初の試金石となる。翻って、一元化の議論が必要なほど01年の中央省庁...

07年度第3四半期(4―12月)で好決算が相次いでいる電機各社。東芝、松下電器産業、ソニー、シャープなどは軒並み増収・営業増益と好調。ただ、収益の柱となるはずのテレビ事業は価格下落の影...

JTの子会社「ジェイティフーズ」(東京都品川区)が輸入販売した中国製冷凍ギョーザから有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出された問題は、JTの今後の事業戦略全体に大きな影響を及ぼしそう...

(17面に関連記事、最終面に「深層断面」) 町村長官はこの後の記者会見で「180万件の輸入食品を詳細に検査するのは現実的に不可能だが、1割ぐらいしか検査できていない状況をどうす...

“経団連銘柄”の東京電力、新日本製鉄、三菱重工業が相次ぎ社長交代する。東電は原発問題や原油高などの難題を抱え、新日鉄は好業績ながら世界の鉄鋼メーカーとの激しい競合の真っただ中にある。三菱重工は事業環境...

たばこを自動販売機で購入する際に成人であることを証明するICカード「taspo(タスポ)」の申し込みが2月(神奈川、鹿児島、宮崎の3県は昨年12月)から、運用が3月から...

半導体業界が“再々編”に向けて動き始めている。半導体チップの回路を一段と微細化するための製造技術(先端プロセス)は開発費はもちろん、設備投資や償却負担も増え、半導体各社の収益を圧迫しつ...

1万2000円台の低空飛行で推移する国内株式市場。株式の持ち合いを進める鉄鋼大手では含み損の発生が懸念されるなど、産業界への影響は小さくない。だが08年度下期には株式相場は回復するとの見方もあり、悲観...

急落する株価―。22日には、とうとう1万3000円台を割り込むまで日本株は下落し、国内景気の先行きに暗雲が垂れ込めている。サブプライムローン(信用度の低い個人向け住宅融資)問題をきっか...

年初から株価の下落が止まらない。米国経済の減速懸念を受け、21日も1万3000円台前半の低空飛行が続き、市場は上場企業に厳しい評価を下している。翻って非上場企業にはこうした市場評価はなく、敵対的買収な...

アサヒビールが7年連続でビール類(ビール、発泡酒、第3のビールの合計)の首位(出荷量ベース)を堅持―。アサヒビールとキリンビールによる07年の激しいシェア争いはアサヒが...