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当初は日本の技術陣が出張、滞在して設計開発の体制を確立し、分業体制を固めた後、ある程度の開発工数を中国拠点で取り組めるようにする。
「年間を通して2500万台を満たすだけの量は調達できる」(大根田伸行副社長)と読むが、市況に依存する水平分業のリスクが潜在する。
大容量データの読み込み速度を向上させたほか「分業機能」や「ラインバランス確認機能」を追加した。... 分業機能は単独の担当者しか行えなかった詳細設計を複数の担当者が分業できるよう改良した。
中国の金型事情に詳しいシンコーヅの高津喜一郎代表は「日本は設計から組み立てまで一貫生産が主流だが、中国では設計・組み立てと金型部品製造は別メーカーが対応する完全分業型。
生産体制は完全な分業制が敷かれ、原料の鋼を熱して打ちのばす「鍛造」、包丁を研ぐ「刃付け」、製造・販売を統括する「問屋」に分かれる。
テレビや携帯電話などアナログからデジタルに移る過程で、産業構造はすべてを扱う企業内垂直統合から特定の強い分野を持つ企業同士の国際的水平分業となり、完成品でなく基幹部品へと利益獲得構造が変化した。
