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石化由来製品の原燃料価格下落や固定費240億円の削減で収益が改善したものの、販売数量の減少や投資有価証券評価損などによる特別損失の発生が影響した。
10年3月期期初に打ち出した通期の固定費削減目標150億円を4―9月期に実現した。... が、通期の固定費削減目標を70億円上積みして220億円とし、全利益を上方修正した。
固定費などコスト削減により、経常損益は9月時点の予想70億円の赤字から45億円の赤字(同33億円の赤字)、当期損益は同90億円の赤字から80億円の赤字(同73億円の赤字)...
景気低迷が長引き販売数量が減少する中、前年同期に高騰した古紙など原燃料の価格が大幅に下落したほか、人件費や工場修繕費など固定費削減による大幅なコスト削減が寄与した。
ただ同社は“リーマン・ショック”以降、生産体制の再編や固定費削減を進めた結果、利益面では期初予想を据え置き、当期純利益は350億円(同55.6%減)と黒字を確保する見込...
古紙価格の低下など原燃料価格の減少、固定費削減が奏功した。 10年3月期連結業績予想は固定費削減が順調に進み、原燃料価格が想定範囲内に留まっているため、営業、経常の各利益を上方修正した。
ただ「(パワーステアリングや軸受・駆動系部品の)部品事業だけは、固定費削減などもあり下期に黒字化できる」(横山元彦社長)とする。
下期に向け「売り上げが減少しているためすべての費用を見直す」(村岡富美雄副社長)とし、全社で年間固定費削減額を1000億円上積みし4000億円にする。
通期で2600億円の削減を計画していた固定費もすでに2093億円を削減。... テレビ事業は4月以降、日米の3工場を整理し、メキシコ工場も売却するなどで固定費を削減している。
最終財メーカーの短納期要求に応えつつ、固定費低減の手綱を緩めない難しいかじ取りを迫られる。 ... 固定費削減効果や微細化、フラッシュメモリー価格上昇などがその理由だ。
