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記事検索結果
487件中、8ページ目 141〜160件を表示しています。 (検索にかかった時間:0.003秒)
病気というと、風邪(感冒)とか胃潰瘍といった「病名」のことと思いがちだ。これは現在の医療機関のほとんどが、医療保険制度によって運営されていることも関係しているだろう。保険診療をするため...
ぼくの知人は、最後まで自分の足で歩いてトイレに行き、ベッドに戻って「では、さようなら」と言って死ぬのが最上、そういう死に方を目指すと言っている。まあ、異存はないけれど、それよりもぼくが気になるのは、死...
晩年の夏目漱石が長編小説「明暗」を書き進めながら漢詩を作っていたことはよく知られている。昼間は小説を書き、夜は詩作にふけっていたようだ。小説を書いていると俗にまみれてしまう、といった言い方をしている。
過去・現在・未来という時間のデザインは、果たしてこれでいいのだろうか。たしかに世界や歴史の記述の仕方としてよくできているけれど、それは唯一のものでもなければ絶対的なものでもないはずだ。そもそも、この文...
不死や永遠の若さに対する欲望は、古代から人間のなかに抜きがたくあるようだ。昨今も米グーグルが「キャリコ」なる“不老不死”を研究する医療ベンチャーを立ち上げて、老化や老化関連の病気の発生を抑えるとか、長...
この一年、コロナのせいで生きることがずいぶん薄っぺらになった気がする。なにしろステイホームでテレワークである。食べるものから日用品まで宅配で済ませてしまう。
ヤーコプ・フォン・ユクスキュルの「生物から見た世界」は、ダニの話からはじまる。ダニは目が見えない。音も聞こえない。
すでに多くの人が嘆き、怒り、諦めているように、日本の街はうるさい。海外から戻って、空港のロビーで大型テレビががなり立てているのを耳にすると、「やれやれ、日本に帰ってきたか」と思う。駅のホームのアナウン...
CD(コンパクトディスク)の売り上げが激減しているらしい。インターネットからダウンロードしたり、ストリーミング方式で楽しんだりする人が増えているのだろう。またサブスクリプション(...
英語で「ハート」とか「レバー」とかいっても、あまりイメージがわかない。けれど、漢字で書くと一つひとつの内臓が、人の心や感情と深い関係をもっていることがわかる。 心臓は文字通り心と関係...
発生学的に見ると、ヒトの臓器ではまず心臓や肝臓、脾臓(ひぞう)などができ、やや遅れて腎臓、最後に肺という順番で形成されるらしい。母親の胎内で過ごす十月十日のあいだに、胎児は生物の進化の...
ドビュッシーは海が好きで、音楽家にならなければ船乗りになっていただろうと言っていたそうだ。彼の部屋には葛飾北斎の「富嶽三十六景・神奈川沖波裏」が掛けてあり、交響詩「海」の初版譜面の表紙に使ったほどだっ...
奈良や京都が好きで、できれば年1回ぐらいは行きたいと思っている。特に奈良では寺に行って仏像を見ることが多い。 ところで法隆寺でも東大寺でも興福寺でも、ぼくたちが見ている仏さんたちの多...
欧州の巡礼道を紹介するテレビ番組がある。サンティアゴ・デ・コンポステーラというフランス各地からピレネー山脈を越えてスペイン北部を通る巡礼道は、年間10万ほどの人が歩くそうだ。 ある日...
ドラえもんは、緑色になったユニクロのロゴとともに「服のチカラで、未来を変える。」
伝説的なギタリストであるジミ・ヘンドリックスは右利き用のギターを逆さまに持って使っていた。当時、まだ左利き用のギターはなかったのだろうか。ポール・マッカートニーが愛用していたヘフナーのベースは、白いピ...
ぼくなどはコンピューターというと、1台でなんでもできる万能機械をイメージしてしまう。究極は映画「スター・ウォーズ」に出てくる「C―3PO」みたいな人型ロボットである。つまり機械が人間と同じように思考し...
父が亡くなったのはクリスマス・イブの朝だった。年が明けて何日かしたころ、用があって久しぶりに外出した。歩いて最寄りの駅へ向かいながら、ふと一羽の鳥がついてきているのに気づいた。
ある写真家が「古池や蛙飛び込む水の音」という松尾芭蕉の有名な句を写真に撮るとどういう状態なのだろうと自問していて面白いなと思った。つまりどの瞬間にシャッターを切るかということだ。水の音がしているからカ...
休日に「ピカソ 天才の秘密」という映画を見た。「恐怖の報酬」で有名なアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督が1956年に撮ったドキュメンタリーの傑作である。透明なカンバスを裏側から撮影する...