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[ 科学技術・大学 ]
(2016/1/21 05:00)
大阪大学産業科学研究所の関谷毅教授らの研究グループは、大型の医療機器と同等の計測精度を持つウエアラブル脳波センサーを開発した。額に貼るパッチ式で、簡単に装着できる。柔軟な電極とシート型ワイヤレス計測モジュール、小型の電池で構成し、厚さは6ミリメートル、重さは24グラム。導電性をもつゲル電極が額に密着し、運動時でもリアルタイムに脳波を計測できる。3年以内の実用化を目指す。
日本光電製の脳波計測器「Neurofax」との同時計測による比較検証では、同じ精度で脳波の計測に成功した。睡眠時では10―12時間継続して計測できる。うつ病やアルツハイマー型認知症の兆候も発見できるという。
従来型の脳波計は多数のケーブルを装着する必要があるなどの手間がかかるのに対し、パッチ式脳波センサーは冷却シートを額に貼る感覚でストレスなく装着できる。関谷教授は「医療機器としての用途だけでなく、介護の現場や家庭でも...
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(2016/1/21 05:00)
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