ＩｏＴで日米の推進団体が連携 世界標準へ共同実証

ＩｏＴ（モノのインターネット）推進団体のインダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ（ＩＶＩ）は２６日、米インダストリアル・インターネット・コンソーシアム（ＩＩＣ）とインダストリアル（製造業向け）ＩｏＴ（ＩＩｏＴ）推進で連携すると発表した。事例の共有や共同の実証実験を実施。世界標準化につながる活動を展開していく。

独ハノーバー市で開かれている「ハノーバー・メッセ２０１７」の会場で合意した。ＩＶＩ、ＩＩＣともにそれぞれ有力なＩｏＴ推進団体。

両者はユースケースやＩＩｏＴのアーキテクチャーに関する情報の共有、製造業におけるＩＩｏＴの成功事例の確立と共有、共同実証実験などで連携する。ＩＶＩ参加企業の多くが日本企業。海外団体との実証実験や情報共有によって、日本のＩｏＴの「ガラパゴス化」を防ぐ狙いもある。

西岡靖之ＩＶＩ理事長（法政大学教授）は「グローバルに展開するＩＩＣとの提携によって...