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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/5/26 05:00)
川崎重工業は航空機部品工場を、次世代工場「スマートファクトリー」化する。まずは岐阜工場(岐阜県各務原市)の米ボーイングの次世代大型機「777X」向け機体部品の生産ラインに、電子荷札(ICタグ)などを用いて部品の生産状況を可視化する。数千に上る部品をIoT(モノのインターネット)で一元管理し、生産性向上やトレーサビリティー(履歴管理)促進につなげる。10月に試験運用を始め、2019年度に一部ラインへ本格採用を目指す。
岐阜工場は4月から、777Xの前部・中部胴体向けスキンパネル(外板)の主要部品を生産している。スキンパネルの加工工場とサブ組立工場の一部にIoTシステムを構築し、10月にも試験運用を始める。投資額は約2億円。
システムはロボットの稼働状況や作業員の手作業による作業の進捗(しんちょく)状況など複雑な生産ラインの情報をデジタル化する。部品加工などを委託する100社弱の協力会...
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(2017/5/26 05:00)
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