[ ICT ]
(2017/7/3 17:00)
(ブルームバーグ)S&P500企業の最高経営責任者(CEO)が2016年に実際に手にした報酬の番付で、米アップルのティム・クックCEO(56)が1億4500万ドル(約160億円)で1位に立った。
クックCEOは規制当局に開示された875万ドルの報酬ではS&P500企業CEOの下位3分の1にとどまるが、CEOに就いた2011年に付与された株式報酬の権利行使(1億3600万ドル規模)により膨れ上がった。アップルの株価は16年9月28日までの3年間で78%上昇。
番付の基準となった手取り収入は実現報酬とも呼ばれ、対象となる年度の株式報酬ないしオプションの行使額に、給料・賞与・特典に含まれた現金を合計して算出される。CEOらがこうした報酬の権利を付与された年に行使するとは限らないため、手取り収入の方がCEO報酬の指標としてより優れていると考えられている。
S&P500企業のCEOの中で1億ドルを突破したのはクック氏だけではない。動画配信サービスを手掛けるネットフリックスのリード・ヘイスティングスCEO(56)は手取り1億600万ドルだった。
(2017/7/3 17:00)