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[ 中小・ベンチャー ]
(2017/8/15 05:00)
【名古屋】プラナスケミカル(名古屋市緑区、高橋康一社長、052・629・0170)は、紫外線(UV)で発光する塗料を使った、ボルト・ナットの緩みを点検する技術を完成した。発光の有無で緩みを確認するため熟練度を要さず、高所など離れた箇所でも容易に点検できる。飛行ロボット(ドローン)と組み合わせ、送電線の鉄塔などの点検を想定。独自開発の塗料とUV照射器をセットで販売する。
塗料はボルト・ナットの周囲に沿って基材との間に塗布する。蛍光顔料を含む柔軟性の高い塗料を1層目に、UVを遮る硬質塗料を2層目に塗布。塗料はUV硬化型。緩みが生じると、その部分の硬質な2層目だけが割れ1層目が露出する。そこにUVを照射すると1層目が発光し、緩みが確認できる。
通常、ボルト・ナットの緩みは締め直すことで確認したり、付けておいた印のズレを目視確認したりしている。新技術は高所などでもカメラとUV照射器を搭載したドローンを使うことで容易に短時間に点検できるようになるとしている。
消費税抜きの価格は塗料がM6サイズのボルト200本分の容量で1万8000円。UV照射器は6ワットタイプが25万円、60ワットタイプが50万円。
プラナスケミカルは以前からトンネルなどコンクリート構造物のひび割れ点検用として同様の仕組みのUV発光塗料を販売している。今回、塗料をボルト・ナット用に改良して応用した。定期点検の義務化などインフラ点検の重要性が再認識される中、それを容易にする技術として売り込む。
(2017/8/15 05:00)
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