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[ 建設・住宅・生活 ]
(2017/11/23 05:00)
大和ハウス工業は23日から大阪と東京・渋谷の住宅展示場2カ所で、米グーグルの人工知能(AI)搭載スピーカー「グーグルホーム」などを活用したIoT(モノのインターネット)住宅の実証実験を始める。同実験は順次拡大し、年内に全国計10カ所の展示場で行う。展示場での体感を通じて、主力の戸建て住宅「ジーヴォΣ」に同機能を搭載した新商品を2018年上期に発売予定。IoTとAIを組み合わせた戸建て住宅の提案に乗り出す。(大阪・香西貴之)
【大阪で公開】
実証実験は大阪府吹田市の大和ハウス住宅展示場で22日、公開された。住宅にIoT機器対応の照明器具やテレビ、カーテン、ロボット掃除機を設置。来場者は音声認識によりカーテン開閉やテレビ、照明のオンオフなどの操作を体感できる。
実証実験を通じ、住宅設備や家電がネットワークでつながることで利便性の高い豊かな暮らしを提案する。顧客にグーグルホームを活用したIoT機器を体験してもらい、使いやすさなどを検証する。得た知見を今後のサービスに生かす。最終的に、IoT化した戸建て住宅の概念「コネクテッドホーム」を実現していく。
【建てた後も】
現在のスマートハウス(次世代環境住宅)はエネルギーの有効活用が中心。その中で同社は「建てた後も顧客と寄り添う手段としてコネクテッドホームを提供したい」(和田哲郎執行役員住宅事業推進部長)としている。大和ハウスは、01年に携帯電話対応のカギの施錠や、照明を制御する留守宅モニタリングシステムを開発。05年にはホームネットワーク接続で尿糖値を測定するトイレなど、他企業との連携でIoT製品や同サービスを提供してきた。
【企業との連携】
コネクテッドホーム普及には各企業との連携が重要になる。大和ハウスはグーグル以外に東急グループのイッツ・コミュニケーション(東京都世田谷区)のホームコントロールサービスも活用する。顧客のIoT活用の現状は「あったら便利だが、なくても困らない」という考えが根強い。顧客ニーズを掘り起こすサービスが提供できるか、コネクテッドホームのカギとなる。
(2017/11/23 05:00)
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