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[ 科学技術・大学 ]
(2018/3/2 12:00)
星出彰彦 宇宙飛行士(JAXA提供、時事)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2日、宇宙飛行士の星出彰彦さん(49)が2020年5月ごろから約半年間、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在すると発表した。滞在期間後半の同年9月ごろからは、日本人として若田光一さん(54)以来2人目となるISSコマンダー(船長)を務める。星出さんの宇宙飛行は3度目、ISS長期滞在は2度目となる。
星出さんは東京都出身。1992年、宇宙開発事業団(当時)に入り、H2ロケット開発や宇宙飛行士の支援業務を担当。99年に宇宙飛行士候補に選抜された。
08年6月、米スペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗した初飛行では、日本実験棟「きぼう」の船内実験室を設置。2度目の飛行では12年7月から約4カ月間ISSに滞在した。その間、配電盤の交換など船外活動を3回実施し、活動時間は日本人最長の計21時間23分となった。
星出さんは「2回の飛行経験を踏まえ、ISS船長としてクルーおよび世界中の関係者とスクラムを組んで、果てしなき宇宙へ挑戦したい」とコメントした。(時事)
(2018/3/2 12:00)