[ 政治・経済 ]
(2018/3/5 11:00)
【ワシントン時事】米CNNテレビによると、トランプ大統領は3日、滞在先のフロリダ州で開いた支援者との会合で、中国の習近平国家主席について「今や終身国家主席だ」と述べた。5日に開幕する中国の全国人民代表大会(全人代)で、現在2期10年の国家主席の任期制限を撤廃する改憲案採択が見込まれることを踏まえた発言。
フロリダ州の会合は非公開だったが、CNNが入手した音声記録を基に伝えた。この中でトランプ氏は、習氏を「それ(任期制限撤廃)ができたのだから、大したものだと思う」と称賛。「われわれもいつか、試してみなければならないかもしれない」と語った。
中国共産党機関紙の人民日報は、任期制限撤廃について「終身制を意味するものではない」と解説している。
トランプ氏はまた、2003年のイラク戦争を「過去最悪の決定で、スズメバチの巣にレンガの塊を放り込んだ」と酷評。開戦を決定した当時のブッシュ(子)大統領を「本物の天才だ」と皮肉った。
(2018/3/5 11:00)