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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/4/12 15:00)
米テスラが11日、同社の自動運転支援システム「オートパイロット」を使用中に起きた先月の死亡事故は運転手の不注意が原因だと発表したことに、消費者団体や自動運転車専門家らから批判が集まっている。
死亡したウォルター・ホアンさんの家族がサンフランシスコのテレビ局ABC7とのインタビューで、事故について語ったことに応じた形でテスラは資料を公表。事故の「唯一」可能な説明は、「車が複数回、注意するよう警告したにもかかわらず、ホアンさんは道路に注意を払っていなかった」ことだとの見解を示した。
自動車の安全性向上を訴える米消費者団体「アドボケーツ・フォー・ハイウェー・アンド・オート・セーフティー」のキャシー・チェース会長は11日の電話インタビューで、「これはショッキングだ」とした上で、「彼らはこの事故が起きた唯一の原因はホアンさんが注意を払わなかったことだと主張している。何から話したらいいのか分からないが、これが唯一の原因ではない」と語った。
米運輸安全委員会(NTSB)はこの死亡事故と、1月にカリフォルニア州で起きたテスラの「モデルS」の追突事故を調査している。(ブルームバーグ)
(2018/4/12 15:00)