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[ 科学技術・大学 ]
(2018/5/1 05:00)
【シドニーAFP=時事】オーストラリア西部ウィートベルトで、世界最高齢として知られる雌のトタテグモ「ナンバー16」が死んだ。同地の研究チームが30日に明らかにした。年齢は43歳で、死因は老衰ではなくハチに刺されたためという。
1974年にトタテグモの研究プロジェクトが立ち上げられ、「ナンバー16」と名付けられたこのクモの観察もこのときに始められた。雌は一生同じ巣に定住する習性があり、野外で生息するクモの様子を研究員が定期的に行き来して観察していた。研究員は「トタテグモの生態などをより深く研究するのに役立った」と述べている。
トタテグモの寿命は5~20歳とされ、毒などは持っていない。専門誌によると、以前の世界最高齢のクモはメキシコで発見された雌の28歳のタランチュラだったという。
(2018/5/1 05:00)