[ ICT ]
(2018/9/11 11:00)
米ヤフーからの社名変更で誕生した持ち株会社のアルタバは、保有するヤフー・ジャパンの全株式売却を通じて約43億4000万ドル(約4800億円)を調達する。ブルームバーグが入手した売却に関する資料によると、同社は当初約7億5000万株を売却して約25億ドルを調達する計画だったが、保有する13億6000万株の全株売却に規模を拡大した。
10日の発表資料によると、アルタバはヤフー・ジャパン株を1株354円で売り出す。価格は直近の終値より最大4.6%割安な水準となる。今回の売却のアレンジャーはJPモルガン・チェースとゴールドマン・サックス・グループ。
ブルームバーグのデータによると、アルタバはヤフー・ジャパン株23.9%を保有する第2の大株主。筆頭株主はソフトバンク・グループ。アルタバが大規模なヤフー・ジャパン株売却を行うのは、今年これで2度目となる。
アルタバによる株式売却についてヤフー・ジャパンの担当者にコメントを求めたが、現時点で返答は得られていない。(ブルームバーグ)
(2018/9/11 11:00)