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[ 科学技術・大学 ]
(2019/3/3 07:00)
【ワシントン=時事】米宇宙企業スペースXが有人飛行用に開発した宇宙船「クルードラゴン」が2日未明(日本時間同日午後)、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。今回は無人での試験飛行だが、2011年のスペースシャトル退役後、中断していた米国から国際宇宙ステーション(ISS)への有人飛行再開に向けて大きく前進した。
クルードラゴンは約180キログラムの補給物資や機材を積載し、米東部時間3日にISSへ到達する予定。ISSで実験サンプルなどと積み替えられ、地球に帰還する。
船内の飛行士用スペースには、宇宙服を着た人形が据えられた。ロイター通信によると、実際に人間が搭乗した場合の体への影響などを調べるため、人形の頭部や背中にはセンサーが取り付けられている。
計画には米航空宇宙局(NASA)が全面協力。NASAの担当者は「今回の試験飛行では、有人飛行に備えてシステム設計などを調べる」と説明した。NASAとスペースXは、7月の有人試験飛行を目指している。
米国ではスペースX以外に、ボーイングも有人宇宙飛行船を開発中。ボーイングは4月に無人試験飛行、8月に有人試験飛行を計画している。
Earth floats gently in zero gravity pic.twitter.com/XUH3KeDPVe
— Elon Musk (@elonmusk) 2019年3月2日
Falcon 9 booster has landed on the Of Course I Still Love You droneship?SpaceX’s 35th successful landing of a rocket booster pic.twitter.com/cDvKpoOwrq
— SpaceX (@SpaceX) 2019年3月2日
(2019/3/3 07:00)