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[ 商社・流通・サービス ]
(2019/5/14 12:00)
【サンフランシスコ・ロイター時事】インターネット通販最大手の米アマゾン・ドット・コムは顧客が注文した商品を箱詰めする作業の自動化に向けて、機械の導入を始めている。
複数の関係筋は13日までにロイター通信に対し、同社が近年、少数の倉庫で新技術の導入を始めたと語った。ベルトコンベヤーに乗って運ばれる商品を検知した機械が、数秒後にそれに適した大きさの箱を組み立てて梱包(こんぽう)する。
アマゾンはさらに倉庫数十カ所に機械を2台ずつ設置し、1カ所当たり最低24人分の職を削減することを検討しているという。これは米国の、在庫が標準規模の配送センター55カ所で計1300人超の人員削減に相当する。これらの施設は1カ所につき通常2000人超が働いている。
アマゾンは機械1台あたり100万ドルの初期費用にランニングコストを加えた総費用を2年以内に回収すると見込んでいるという。アマゾンの雇用は全米有数規模。雇用削減の検討は同社の立場を不安定にさせる面もある。
(2019/5/14 12:00)