[ ICT ]
(2019/5/28 05:00)
【ヘルシンキ=ロイター時事】米アルファベット傘下のグーグルは27日、フィンランド南東部ハミナに新たなデータセンター(DC)を設置するため、約6億ユーロ(6億7200万ドル)を投資する計画を発表した。
グーグルは2009年に製紙大手ストラ・エンソから、ハミナのロシアとの国境近くにある古い製紙工場を取得。8億ユーロを投じて転換したデータセンターを既に有している。
グーグルによると、ハミナの既存施設は最も先進的かつ効率的なデータセンターの一つで、冷却システムには、エネルギー使用量を削減するためフィンランド湾の海水を使っている。同社は欧州にデータセンターを、オランダやアイルランド、ベルギーにも設置している。
グーグルのフィンランド法人のアンティ・ヤルビネン代表は声明で「グーグルのサービスに対する需要は日々拡大しており、この需要を満たすためにデータセンターを建造している」と説明した。
(2019/5/28 05:00)