[ ICT ]
(2019/6/21 08:30)
【シリコンバレー=時事】職場用の対話ツールを展開する米スラック・テクノロジーズ(本社サンフランシスコ)は20日、ニューヨーク証券取引所に株式を上場した。米メディアによると終値に基づく時価総額は232億ドル(約2兆5000億円)となった。成長期待を背景に株価は大きく上昇し、好スタートを切った。
スラックは、新規の資金調達を伴わない「直接上場」と呼ばれる手法を採用。終値は、取引所が示した参考価格(26ドル)を約48.5%上回る38.62ドルだった。日本のソフトバンクグループが7.3%の株式を握る大株主となっている。
2019年2-4月期決算は、売上高が前期比66.6%増の1億3482万ドルと大幅増収だった半面、純損益が3333万ドルの赤字と前期(2488万ドルの赤字)から悪化した。有料会員数(4月末で9万5000)の拡大が収益化のカギを握る。
(2019/6/21 08:30)