- トップ
- 商社・流通・サービスニュース
- 記事詳細
[ 商社・流通・サービス ]
(2019/8/23 05:00)
【ロンドン=時事】米カジノ運営大手ラスベガス・サンズは22日、日本でのカジノを含む統合型リゾート(IR)に関して、大阪市での開発の機会を今後追求しないと発表した。横浜市がカジノ誘致を表明したことを受け、首都圏に照準を合わせる。
サンズは米カジノメジャーの一角で、日本のIRでも運営業者として有力視されている。自治体がカジノ誘致に動きだす中、運営業者の動きも活発化してきた。
シェルドン・アデルソン最高経営責任者(CEO)は「東京か横浜への投資がわれわれに最高の機会をもたらすだろう」と述べ、首都圏に狙いを定める考えを示した。サンズはシンガポールの「マリーナ・ベイ・サンズ」やラスベガスの「ザ・ベネチアン」などの大型IRを運営している。
サンズが撤退したことで、大阪では米大手MGMリゾーツ・インターナショナルを軸に運営業者の選定が進められるとみられる。
(2019/8/23 05:00)