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【電子版】ヤンキース、アマゾンなどとCATV局買収 3700億円

(2019/8/31 05:00)

  • アメリカンリーグチャンピオンシップ第4戦でヤンキースがヒューストン・アストロズに勝利した試合(17年10月17日、ニューヨーク・ヤンキースタジアム=写真:Mike Stobe / Getty Images/Bloomberg)

 米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキースは球団の試合を放映するケーブルテレビ(CATV)局「YESネットワーク」を米シンクレア・ブロードキャスト・グループやアマゾン・ドット・コムなどと買収した。YESを34億7000万ドル(約3700億円)と評価する取引。

 ヤンキー・グローバル・エンタープライゼズが29日発表した資料によると、この投資家連合は同社が保有していないYES株式80%を米ウォルト・ディズニーから買い取った。投資家にはレッドバード・キャピタル、ブラックストーン傘下のタクティカル・オポチュニティーズ、ムバダラ・キャピタルも含まれる。

 ディズニーは今年、米21世紀フォックス資産買収の一環としてYESの過半数株を取得した。ただヤンキースのオーナーにはこの株式を購入する選択肢が与えられており、長期にわたって交渉が続いていた。

 持ち株比率はシンクレアが20%であることが別の発表資料で開示された。ヤンキースは26%で投資家の中で最大になると、ランディ・レバイン球団社長が電話会議で明らかにした。アマゾンは15%となるが、買い増す権利がある。残る39%を金融投資家が分け合う形となる。

 アマゾンはスポーツ分野を徐々に強化しており、今回の合意もそうした流れだ。同社は試合の視聴とオンラインでの商品購入を組み合わせる可能性があり、スポーツ番組に関心があるとの見方もある。アマゾンはYESへの出資計画についてコメントを控えた。(ブルームバーグ)

(2019/8/31 05:00)

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