(2020/10/7 05:00)
日刊工業新聞社が8日発売する月刊誌「プレス技術11月号」では「原理・原則でわかる絞り加工の基本テクニック」を特集する。絞り加工を原理・原則から理解することで手戻りのない金型設計・加工条件の探索につなげ、ノウハウ創出の効率化に結びつける。
総論および解説1は塑性加工教育訓練研究所の小渡邦昭氏による「加工屋に必要な絞り加工の物理学」「絞り加工の基本メカニズム」を掲載。「仕事」「エネルギー」「変形」「摩擦」など絞り加工を物理学の視点で解説。割れ・シワ、異方性に起因する変形といったトラブルの原因を理解する。また円筒絞りや角筒絞りを例に絞り加工時の被加工材の変形のイメージをつかんでいく。
その他の解説記事では、トランスファプレスを用いた円筒深絞り技術、深絞りの金型技術を応用したフリーフォーム成形の概要などを解説する。さらに実践リポートでは、ヨシズミプレス(東京都墨田区)を紹介。微細絞り加工へのチャレンジのいきさつや技術蓄積の変遷、また絞り技術の社内共有や人材育成についてリポートする。
(2020/10/7 05:00)