(2021/1/4 05:00)
2021年の干支(えと)は「丑(うし)」。十干十二支では「辛丑(かのとうし)」で、古いことに悩みながらも、それが終わりを告げ、新しい芽生えを見いだす年とされる。習い事など新しいことを始めたり、滞っていたことを再開したりするのに好機という。
丑年が十二支の2番目になった理由についての昔話。神様が自分のもとに来た順番で十二支を決めることにした。牛は歩くのが遅いので、早く出発したため1番になりそうだった。しかし、背中に乗っていた子(ねずみ)にゴール直前で先を越されて2番になってしまった。
十二支は植物が循環する様子も示しており、丑年は子年にまいた種が芽を出して成長する時期で、あせらず、物事を着実に進めて、将来の成功につなげる時といえる。
干支にちなんだことわざでは「角を矯(た)めて牛を殺す」(わずかな欠点を直そうとして、全体をダメにしてしまうことのたとえ)「牛の歩みも千里」(努力を怠らなければ大きな成果が得られることの意)などが知られる。
米英ではワクチンの接種も始まり、コロナ禍の収束に向けた動きが進んでいる。まだ不安の拭えない時間が続くとしても、牛のようにどっしりと腰を据え、落ち着いて物事に取り組んでいきたい。
(2021/1/4 05:00)
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