(2021/4/23 05:00)
新型コロナウイルス感染症の拡大は人々の生き方、働き方に大きな影響を与えている。コロナ禍はすでに1年以上が経過し、その影響は大きくなるばかり。
ニッセイ基礎研究所が、この1年間の仕事の変化について、20―60歳代の社会人を対象に実施した調査結果を公表した。コロナ前と職業を変えた人は9・5%。そのうち3・9%はコロナ禍の影響だったという。多くが非正規労働者や飲食業の従業員だった。
コロナ前と比べた収入の増減は、減少した人が24・8%。自営業者の約半数、サービス業従事者の約4割が収入減と答えている。一方、収入が増加した人も6・6%とわずかながらいた。
従業員に副業を認める企業も増えている。副業を始めた人の多くが「収入減を補うため」とするが、中には「コロナ禍で使える時間が増えたため」との答えもあった。正規雇用者でも管理職以外の約2割が副業や兼業をしている。
在宅勤務がすっかり定着し、仕事は支障なくできていても会話の減少は明らか。同僚、友人、知人からの言葉で元気や安らぎをもらうことはめっきり減った。コロナ禍はまだ収まる気配がない。漠然とした不安感は、仕事への意識をどう変えていくだろうか。
(2021/4/23 05:00)
総合1のニュース一覧
- シデカス、低糖質食に定額制 こんにゃく芋ペースト活用(21/04/23)
- 菊水電子、昭和レトロなスピーカー3機種 電子計測器がモデル(21/04/23)
- クボタ、カンボジアで下水事業 処理場建設・管理敷設(21/04/23)
- 次世代原子炉「高温ガス炉」、高い安全性・熱効率で発電 原子力機構(21/04/23)
- STEPとS・CASTEM、全面が平面なフェースシールド (21/04/23)
- インタビュー/『未来の医療年表 10年後の病気と健康のこと』著者・奥真也氏(21/04/23)
- 2030年度の温暖化ガス46%削減 首相表明(21/04/23)
- キヤノン、医療機器の事業売上高6000億円 25年度1.5倍(21/04/23)
- 電池の本命 全固体(3)素材・最先端研究も加速 国プロ、対中競争力維持(21/04/23)
- 京セラが高度専門職制 6月新設、データ人材厚遇(21/04/23)
- 東電会長に小林喜光氏(21/04/23)
- 産業春秋/コロナと仕事(21/04/23)