2023国際ロボット展/中国のロボ導入、今年3―5%増にとどまる CRIA理事長が明示

(2023/12/1 17:00)

  • インターナショナルフォーラムで講演するCRIAの宋執行理事長

中国ロボット産業連盟(CRIA)の宋暁剛執行理事長は、2023年の中国国内のロボット導入台数が前年比3―5%増の伸びにとどまるとの見通しを示した。1日、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれたロボット専門展「2023国際ロボット展」での「インターナショナルロボットフォーラム」で明らかにした。

CRIAの調査によると、23年7―9月期の中国事業の売上高が前年同期比10―20%伸びた企業の比率は10%で、同横ばいが80%、同減少に転じたのが10%だった。宋執行理事長は、会員企業により差はあるが「勢いがそがれているのかもしれない」と話した。

同フォーラムでは産業用ロボット市場の動向について主要国のロボット業界団体の代表者らが講演した。先端自動化協会(A3)のジェフ・バーンスタイン米国会長は、23年の米国市場のロボット受注について「どの業種も下がっている」と述べた。国際ロボット連盟(IFR)のスザンヌ・ビーラー事務局長は「受注は下がっているが、23年の世界のロボット導入台数は前年比7%増の成長が見込まれる」とした。

(2023/12/1 17:00)

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