(2024/12/13 05:00)
師走、あちこちでイルミネーションがきらめく。東京都庁のプロジェクションマッピングを見に行った。東京、日本を想起させるコンテンツが庁舎に映し出され、音楽に乗って場面が移り変わる。心が躍り、温まる。
10億円単位の予算が投じられる光のショーには賛否がある。ただ、目的は外国人観光客の呼び込みにある。予算を上回る経済効果があるとの説明にはうなずく。
電気のイルミネーションの始まりはエジソンとされる。発明した白熱電球を売るため、研究所の周りに飾り付けた。経済行為の一環だった。
今や、電気がなければ社会は成り立たない。宇宙から夜の地球をみると、日本列島は地図そのままの形で光に浮かび上がる。わが国は多大な恩恵を受けていることが分かる。
11月に四国4県で大規模な停電が発生した。当たり前のようにある光が消え、あらためてその大切さを知る。12月18日は、1874年に東京の銀座通り沿いに85基のガス灯がともってから150年を数える。より明るいアーク街灯がともったのはその8年後。日本の夜の明るさは世界一とされる。エネルギーを取り巻く環境は厳しさを増すが、これからも光あふれる日本であってほしい。
(2024/12/13 05:00)
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