[ ICT ]
(2019/2/18 12:00)
米電気自動車(EV)メーカー、テスラの最高経営責任者(CEO)を務めるイーロン・マスク氏は、人工知能(AI)の研究を手掛ける研究機関「オープンAI」から手を引くことを決めた。同社の今後を巡る意見の相違が理由だという。
マスク氏は、テスラや宇宙開発ベンチャー企業のスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)が抱えるエンジニアリング上の課題に集中する必要があると指摘。1年以上にわたってオープンAIに「密接に関わって」いないとも述べた。マスク氏は昨年2月に同社の取締役を退いている。
マスク氏が2016年に共同創業したオープンAIは今週、数個の情報から本物に見える偽ニュースを作成できるソフトウエアのデモを行った。悪用される懸念から同ソフトの最先端バージョンの発表や公開は見送る決定を行ったが、同ソフトのアルゴリズムを利用者が試せるツールは作成済み。(ブルームバーグ)
(2019/2/18 12:00)