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(2019/8/6)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:株式会社オンサイドワールド
株式会社オンサイドワールド(大阪府泉佐野市、代表取締役 船井祐次)は、投球データ取得と機械学習に基づき、投手の肘のケガ予防と投球パフォーマンスを向上させるウェアラブルデバイス「motus BASEBALL(モータス ベースボール)」を2019年9月上旬に日本で公式発売。本日8月6日(火)より、先行予約受付を開始いたします。
■ピッチャーの負担と肘の故障をめぐる問題
2019年8月6日(火)から、今年も全国高校野球選手権大会(第101回)が開会されました。高校球児たちが繰り広げる死闘とともに、毎年多くの議論を呼ぶテーマの一つが、ピッチャーたちへの負担と将来的な肘の故障リスクについてです。
<ピッチャーの多投をめぐる話題例>
・昨年の第100回大会では、金足農業の吉田輝星選手が、甲子園での歴代投球数2位となる合計878球を投球したことは、感動とともに将来の故障を危ぶむ声が多く上がりました。
・また、今年も岩手県予選の決勝にて、プロ注目の大船渡高校の佐々木朗希投手の故障を心配した監督が、決勝戦での登板を回避する判断をしたことで、賛否両論の議論が加熱しています。
■プロ・アマで増加するトミー・ジョン手術
MLB・NPBでも日本を代表する投手たちが、次々に肘の故障を発症し、トミー・ジョン手術(側副靱帯再建)を受けています。
2012年 和田毅投手(現 福岡ソフトバンクホークス)
2015年 ダルビッシュ有投手(現 シカゴ・カブス)
2018年 大谷翔平投手(現 ロサンゼルス・エンジェルス)
先日放送のNHKニュース(※1)で、これまで600件以上のトミー・ジョン手術を行った慶友整形外科病院(群馬県)の古島弘三医師が、手術を受ける4割が高校生以下であると言及。実力のある選手ほど、勝利のためにチームが頼らざるを得ない状況から、故障リスクが高まるという問題を指摘しています。
■投球制限をめぐる議論も加熱
相次ぐ問題や議論を受けて、高野連は有識者会議からの提言をもとに来年度から投球制限等に関するのルール整備を検討。既に、新潟県の高野連では、今年春の大会以降、1試合で一人の選手が投げられる球数を100球とする制度を導入し、ますます議論が加速しています。
ただ、肘の故障は1試合当たりの投球数や登板間隔だけでなく、個人差(投球フォーム、体格、球種など)にも起因します。そのため、100球未満であっても故障する選手もいれば、逆に100球以上ケガのリスク無く投球できる選手の登板機会を奪う事にもなりうるため、議論を難しくさせています。
■投球データに基づいて、客観的に投球過多を可視化するデバイス
有望な選手がケガで野球を諦めたり、それが原因でベストパフォーマンスを発揮できないことは野球会全体にとっての大きな損失。当社は、多投による肘のケガの問題を受けて、既に米国メジャーリーグの15球団にて導入され、実績もある投球分析デバイス「motus BASEBALL」を日本にて公式発売いたします。
■フィールドでの投球動作分析が可能に!motus BASEBALLとは
motus BASEBALLは投手がセンサーを搭載したスリーブを肘に着用し、投球することで、投球動作の数値やトレーニング量、肘のストレス値データを取得・蓄積。これまで指導者や選手は、経験と感覚に基づいて投球を管理する他なかったフィールドに、データという客観的な判断指標を提供します。数年にわたって取得された膨大なデータの機械学習によって、効率的な投球パフォーマンス改善や肘の故障の予防など、今後のトレーニングを一新するテクノロジーです。
<motus BASEBALLの主な機能>
専用のiosアプリをダウンロードして、センサーと同期することで、motusは以下のような機能を提供します。
1. 肘の故障・ケガの予防
motusは投球データの機械学習によって算出された肘のストレス状態を数値化。一定値以下にストレス値を抑えることで、肘の故障リスクを大幅に軽減します。
2. 投球パフォーマンス向上
肘に過度な負担がかからない美しい投球フォームは、パフォーマンスの向上にもつながります。投球毎のデータを分析可能にすることで、フォーム改善のための客観的な洞察を与えます。
3. トレーニング設計
米国メジャーリーグをはじめとした一流の投手たちの投球データを元にして、motusがユーザーに合わせた投球トレーニングメニューを提案。トレーニング量の管理と、トレーニングの質をも高めるサポートを。
4. コンディショニング管理
試合当日のパフォーマンスは、その日を迎えるまでのコンディショニングができてこそ、最大化されます。試合予定日を予め入力することで、ベストコンディションを試合当日に持ってくるための練習量の管理を可能に。
■スポーツ医学に基づくmotus BASEBALL
投球数や投球毎データ、肘の受傷率などを下に、投球の量と投球動作を構成する力学的数値、ケガとの相関性を元に、「A:C値」という概念を創出。膨大なデータと機械学習によって、ケガのリスクが高まるA:C値レベルを導き出しました。投手や監督が真に求めるのは、短期的だけでなく、長期的なパフォーマンス。motusは、投手の肘を故障から守るための客観的な指標を提供することを可能にします。
■豊富な導入実績。日本でも浸透が期待される。
2015年以降、米国メジャーリーグの試合中にも着用が認められたmotus BASEBALL(※2)。パフォーマンスへの一切の妥協を許さない一流の投手・球団が、motusを使用しながら、投球量の継続的な管理と投球の改善に取り組んできました。また、
米国の最先端の野球トレーニング施設Drive line BaseballやAPECでも、motus BASEBALLの取得データに基づいた、トレーニングメニューが考案・提供されています。
日本でも一部のプロ野球球団やプロ選手、医療機関、高校からお問合せいただき、既に導入と運用が開始されています(※3)。議論が続く、投げすぎによる肘の故障問題の解決策として、motus BASEBALLが多くの投手、野球チームにて導入いただけるよう、国内でも公式発売の準備を行っています。
■製品情報
motus BASEBALL package
<セット内容>
・センサー×1
・motusスリーブ×1
・バッティング用クリップ×1
・充電用USBコード×1
・製品情報ガイド×1
<スマートフォンアプリについて>
「motus THROW」をインストールして利用いただきます。※iOSのみ。Androidは未対応。
<販売価格>
29,800円(税別)※スリーブのみ販売価格:3,480円(税別)
■国内での発売予定について
2019年9月上旬に発売予定
2019年8月6日(火)より、公式サイトより先行予約受付を開始いたします【初回限定500台】
<先行予約・お問合せはこちら>
motus BASEBALL日本公式サイト
https://motus-baseball.site
■株式会社オンサイドワールドについて
設立:2012年12月
本社所在地:大阪府泉佐野市南中安松633-1
代表取締役:船井祐次
当社は、整形外科領域の特にスポーツ医学に関わる分野で、医療機関向けに製品提供を行う会社を母体としています。一般スポーツ市場に向けても、スポーツ医学に基づく製品・サービスを世界中から厳選して提供することにより、アスリートはもちろん、スポーツを愛するすべての人々が常に最高の自分”Personal best of yourself”であり続けられるようサポートすることをミッションに掲げています。
■参考・関連記事
※1
トミー・ジョン手術 4割が高校生以下 野球指導者の意識改革を | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190731/k10012014821000.html
※2
Motusのウェアラブルセンサはプロ野球選手のバイオメカニクス測定をラボから球場に持ち込む | TechCrunch Japan
https://jp.techcrunch.com/2015/12/05/20151204motus-wearable-sensors-bring-biomechanics-out-of-the-lab-and-into-the-ball-park/
※3
斎藤佑樹が語った佐々木朗希。「大事なのは球数よりも登板間隔」 - 高校野球 - Number Web - ナンバー
https://number.bunshun.jp/articles/-/840161
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