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(2020/12/7)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:株式会社三和商会 バイオマス事業部
株式会社三和商会(本社:福井県坂井市、代表取締役:角谷雅和、以下:「三和商会」)は、主力製品の一つである
株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、代表取締役社長:小河義美、以下:「ダイセル」)製「酢酸セルロース」をベースとした複合材料「NEQAS OCEAN」は日本バイオプラスチック協会(JBPA)より、バイオマスプラスチック(バイオマスプラ)および生分解性プラスチック(グリーンプラ)として認証を受けました。
■NEQAS(R) OCEANとは
「NEQAS(R) OCEAN」は、高い加工性、耐熱性、耐薬品性を有しております。射出、押出、シート、ブローの各成型に対応できるよう開発を進めており、トイレタリー、化粧品容器や軟質包装資材への使用を目指しております。ダイセルの「酢酸セルロース」をベースに、三和商会のコンパウンド技術「SANTECH-BIO」を採用して加工しております。
「SANTECH-BIO」は樹脂中に様々なバイオマス素材を均一に分散させる技術です。この技術を利用することで、「NEQAS(R) OCEAN」は酢酸セルロースにバイオマス素材添加しない一般グレードの他、酢酸セルロースにバイオマス由来の添加剤を組み合わせた*[1]複合材料の製造が可能です。すでに販売を開始しているグレードに加え、今後は物性や成型性をさらに向上させ、「NEQAS(R) OCEAN」の製品ラインアップを充実させてまいります*[2]。
■開発の背景と目的
環境対応型プラスチックの課題として、日本国外からの供給依存、材料物性や成型加工性の不足等があげられます。「NEQAS(R) OCEAN」は、酢酸セルロースのバイオ原料ならではの特性と生分解性を生かしながらこれらの課題を解決し環境対応型材料として浸透することを目指します。今後、お客様のご要望に応じて、物性や成型性の開発をさらに進めてまいります。
以 上
*[1] 「SANTECH-BIO」によるバイオマス由来の添加剤を用いた複合材料として、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)とコメ、貝殻、木粉、灰などを組み合わせた例があります。
*[2] 「NEQAS(R) OCEAN」の製品ラインアップについては、三和商会のウェブサイトをご確認ください。
https://f-sanwa.jp/neqas/neqas-ocean/
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