企業リリース Powered by PR TIMES

PR TIMESが提供するプレスリリースをそのまま掲載しています。内容に関する質問 は直接発表元にお問い合わせください。また、リリースの掲載については、PR TIMESまでお問い合わせください。

火力発電所のボイラー向けアンモニア燃焼装置を開発

(2021/8/26)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:三菱重工業株式会社

火力発電所のボイラー向けアンモニア燃焼装置を開発

混焼運転に加え専焼での特性も確認

◆ アンモニア利用により、発電所のCO2排出量低減に貢献 ◆ 既存設備を利用し、アンモニア専焼の可能性を追求


三菱パワーは、火力発電の脱炭素化に向け、火力発電所の燃料として使用されてきた石炭などの化石燃料に代わって、燃焼してもCO2を排出しないアンモニア(NH3)を利用できる燃焼装置(バーナー)の開発を推進していきます。

当社は、三菱重工業総合研究所において、石炭焚きボイラーの燃焼条件を模擬することが可能な基礎燃焼試験炉を用いた燃焼試験を実施。アンモニアと石炭による混焼、アンモニア専焼の基礎データを取得し、燃焼時に懸念される窒素酸化物(NOx)の生成や、未反応のまま発電システム外へ排出される残留アンモニアなどの発生特性を把握したうえで、最適な燃焼システムならびに燃焼条件を見出しています。

このたび、小規模の燃焼試験炉を利用してアンモニア混焼・専焼の燃焼試験を実施しました。本試験では、国内外の事業用および産業用ボイラーへの専焼バーナーの提供を念頭に、当社がこれまで蓄積した多様な燃料のバーナー設計経験と基礎燃焼試験結果を踏まえ、複数のバーナー型式を対象に実施しました。燃焼時において極めて安定した火炎であることを確認するとともに、NOx排出量が基礎燃焼試験通りであること、残留アンモニアがゼロであることを確認しました。

今回のアンモニアバーナーの燃焼試験は、実機実証に向けた第一歩です。今回得られた成果をもとに、来るべき燃料アンモニアの導入拡大に向けて、実機サイズの燃焼装置での実証へとつなげ、既存設備への展開に取り組みます。

三菱パワーは、CO2削減の有力策といえるアンモニア利用をはじめとして、多くの実績のある燃焼技術を活かした新たなソリューションを提案し続け、三菱重工グループが推進するエナジートランジション(低環境負荷エネルギーへの転換)を担います。高効率で環境に優しいエネルギー創出システムの拡充・普及に力を注ぎ、世界各地の経済発展に不可欠な電力の安定供給に寄与するとともに、エネルギーの脱炭素化を促進することで地球環境の保全に貢献していきます。

アンモニア燃焼試験(イメージ)

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ

※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

Journagram→ Journagramとは

おすすめコンテンツ

ゴム補強繊維の接着技術

ゴム補強繊維の接着技術

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン