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オースター、次世代L3デジタルLiDARチップ搭載の新REV7センサー販売開始

(2022/10/25)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:Ouster, Inc.

オースター、次世代L3デジタルLiDARチップ搭載の新REV7センサー販売開始

検出距離2倍に、新製品シリーズの180度検出センサーも発表

自動車、産業、ロボット、スマートインフラ業界向け高解像度デジタルLiDARセンサーのリーディングプロバイダーであるOuster, Inc.(米国カリフォルニア州、よみ:オースター、NYSE証券コード:OUST)は、このたび次世代L3チップ搭載の最新OSシリーズスキャンセンサーREV7を発売します。REV7は、検出距離2倍、物体検出の強化により、高精度な正確性と、高信頼性を実現しており、従来のOS0、OS1、OS2 センサーを刷新、OSDomeセンサーの提供をします。



REV7製品ラインナップ
日本語公式サイト:https://ouster.com/jp/

■CEOパカラ・アンガスのコメント
「L3のような新たなチップの登場によりデジタルLiDARは益々進化しており、当社の顧客は、ムーアの法則のように指数関数的に性能が向上するセンサーラインナップから大きな恩恵を得ています。デジタルLiDARの改良に終わりはありません。当社は、OSDomeの追加により既存のセンサー範囲を2倍にしました。これは前例のないことであり、デジタルアーキテクチャだからこそ実現し得たことです。REV7は、性能と機能の面で当社最大の飛躍を遂げた製品であり、より幅広い用途に対応、顧客ニーズを提供し新たな顧客獲得に繋げます」

■次世代デジタルLiDARチップ L3チップについて
REV7は、全カスタム対応可能で独自のSoC(システムオンチップ)であり、オースターの次世代L3チップを搭載しています。これは、デジタルカメラ業界に変革をもたらしたBSI(Back-side Illumination)技術を高性能LiDARに導入する初めての試みです。

業界初の導入事例となったL3チップは、1億2500万個のトランジスタと21.47GMACSの最大演算能力を誇り、従来より高性能なデジタル信号処理と高機能を提供します。L3は、オンチップ処理の向上により、毎秒約10兆個の光子をカウント、毎秒最大520万点の点群データの生成が可能です。

次世代デジタルLiDAR L3チップ

■REV7 OSシリーズの紹介
オースターのREV7センサーは、従来に比べより多くの物体と長い距離、加えて、より高い精度を持って検知し、マッピングの向上と、より正確な障害物検知、屋内外におけるより安全な自動オペレーションに対応します。REV7センサーのアップグレードにより、動作温度範囲の最大化や消費電力の低減を実現するとともに、従来型と同様の小型・軽量・高出力のフォームデザインを維持しながらも衝撃や振動に対する耐久性は倍増させることに成功しました。また、当社のREV7センサーは、約95%が車載グレードの部品で構成されており、量産向けに特別設計されています。

【REV7 OSシリーズの特長】
・新裏面照射型L3チップを搭載、光子感度が10倍向上
・全センサーで検出距離2倍を実現(反射率10%・最大 200m)
・短距離、中距離、長距離のアプリケーションに対応する高解像度
・最大動作温度+10°C向上
・1000Base-T1 車載用イーサネットに対応

検知距離の延長に成功したREV7により、ロボットタクシーやシャトル、バス、トラックが求めるあらゆる長距離かつ高速走行を可能にします。REV7 OS2は、反射率10%の物体において200メートル以上の範囲を達成するだけでなく、最大450メートルの範囲の検知を達成し、あらゆる方向において1/4マイル(約400メートル)以上の車両や物体を追跡する独自の能力を備えています。10倍に向上したL3チップの信号処理により、REV7 は車両周辺の物体だけでなく、遠距離の物体検出においても正確性を向上させました。自動車および産業機械の顧客は、タイヤ、黒い車、ケーブル、フェンス、フォークリフトの爪部分など、検出困難な対象物に対しても驚異的な検出性能を期待することができます。このような利点から、REV7はマッピング作成においても最適です。


フォークリフトの爪部分検知画像

■新開発のOSDomeセンサー
OSDomeは、死角のない半球状の視野を新たに導入し、産業用およびスマートインフラ用のアプリケーションを包括的にカバーし検出することが可能です。独自の小型形状であるOSDomeは、車体や建造物の天井へ目立たず設置することができます。センサー上部の死角をなくすことにより、用途に応じて1つのセンサーで広範囲を監視できるようになり、設置と複雑なシステム設定の簡素化を可能にします。


OSDomeセンサー

【OSDomeセンサーの特徴】
・半球状180°FOVにより死角をなくし、床から天井までをカバー
・128チャンネルの垂直垂直分解能
・20mレンジ(反射率10%)により広範囲をカバー
・高精度のデュアルリターンにより対象物の検出を強化
・プライバシーに配慮した人物追跡の正確性

産業分野において従来、倉庫内の自動移動ロボット(AMR)は真下や頭上の物体検出を困難としてきましたが、OSDomeは床から天井までの垂直方向の視界を提供します。OSDomeは、スマートインフラ市場におけるCCTVカメラやサーマルカメラによる監視を補強、あるいはそれらに代替することを目指しています。小売店における来店状況や滞在時間のモニターや、セキュアデータセンターにおける立入禁止区域への侵入者の監視など、OSDomeは正確な3Dオブジェクト分類と追跡で広いエリアをカバーする能力を提供します。

L3チップを搭載したオースターのREV7センサーは本日より受注開始し、最初のユニットは2022年第4四半期に出荷予定です。

製品紹介動画:https://youtu.be/Mu5JMck8LWM
製品ページ:https://ouster.com/jp/products/rev-7/
問い合わせ先:lidar@ouster.io
Twitter: https://twitter.com/ousterlidar
LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/ouster/

■Ouster, Inc. について
オースターは、自動車、産業、スマートインフラ、ロボット産業向けの特許取得済み高解像度デジタルLiDARの提供を通じて、より安全で持続可能な未来を構築しています。当社のセンサーは、低価格、高性能を提供し、幅広い用途に対応する柔軟性を備え、産業界全体で革新的な自律制御のための計測を支援します。カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、アメリカ、EU、アジア太平洋地域、中東に拠点を構えるグローバルチームと量産システムにより、現在50カ国以上約600社の顧客をサポートしています。

本社  :350 Treat Ave, San Francisco, CA 94110, United States
代表者 :CEO Angus Pacala(アンガス・パカラ)
設立  :2015年
証券コード:OUST(NYSE)
従業員数:約300人
URL  :https://ouster.com/jp

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※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

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