民生機器・産業機器向け 出力電流150mA LDOボルテージレギュレータ 「NR1620シリーズ」発売

業界トップクラスの低消費電流で、低電圧出力を実現

日清紡マイクロデバイス株式会社(代表取締役社長：田路 悟)は、業界トップクラスの低消費電流で、低電圧出力を実現した民生機器・産業機器向けのLDOボルテージレギュレータ「NR1620シリーズ」を本日、発売いたします。


M2M及びIoT市場の拡大に伴い、WSN(Wireless Sensor Network)技術の向上が、重要となってきています。WSN構築に必要不可欠な無線センサー端末には、小型化、バッテリーを長期間駆動するための低消費電力化、通信速度の高速化、という特性が要求されています。
これらの要求を満たすためには、マイコンのコア電源及び各種インターフェイス電源の低電圧化、端末に搭載される個々のデバイスの低消費電流化がカギとなります。

今回発売する「NR1620シリーズ」は、150mAのLDOボルテージレギュレータとして業界トップクラスとなる0.4μAという超低消費電流で、0.4Vの低出力電圧を実現しています。

また本製品は起動時の突入電流対策のため、起動時の電流を一定の値で制限する機能を内蔵しています。この機能により、突入電流を抑制することや、後段デバイスの電源入力に制約がある場合の制御が容易になる等の効果が期待できます。

これ以外の特長として、電源入力端子(VIN)から独立したバイアス電源入力端子(VBIAS)でNMOSパワートランジスタを駆動することで、高効率レギュレーションを実現しています。
VIN入力電圧は0.6VからVBIASまで対応可能で、出力電圧は0.4Vから1.2Vまで0.1V刻みで準備しています。また、イネーブル端子で本製品をオフした時に後段容量をディスチャージする機能の有無を選択することが可能です。

本製品のパッケージは、面積と放熱性のバランスが取れたDFN1212-6-GK(1.2×1.2×0.4mm) 、および汎用的な *SOT-23-5-DC(2.9×2.8×1.1mm)の2種類を準備しており、用途に応じて最適なパッケージを選択できます。
　*SOT-23-5-DCは2024年5月からの受注を予定しています。

※2024年3月現在の消費税率に基づいて金額を表示しています

特　長
１．超低消費電流に対応しバッテリー駆動システムの長時間駆動を実現
「NR1620シリーズ」は、自己消費電流0.4μAと超低消費を実現したLDOです。
Smart Watch、Smart Band、健康管理装置などのウェアラブル機器や、リチウムイオン電池やコイン電池を使用する機器など、低消費、長時間駆動が必要なシステムの電源に最適です。



２．低電圧出力(0.4V)、小さい入出力電圧差
「NR1620シリーズ」は、0.4Vの低出力電圧とともに小さい入出力電圧差を実現しており、システムの低電圧化への対応および、システム動作の効率化に貢献します。



３．起動時の電流制限機能により、突入電流対策を実現
お使いになるデバイスによっては、電源起動時の電圧傾斜の制約や、後段の容量が大きく、突入電流による誤動作が発生しますが、「NR1620シリーズ」は、出力コンデンサ(COUT)へのチャージ電流(ICHG)と負荷電流(ILOAD)の和である起動時突入電流(IRUSH)を起動時電流制限値(ILIMRISE, Typ.75mA)で制限します。　　　　　　　　　　　　　　


製 品 写 真

　　　　　　　　　　　　　　　（左から、SOT-23-5-DC、DFN1212-6-GK）

主な仕様 （詳細はデータシートをご参照ください）


お問い合わせ先
日清紡マイクロデバイス株式会社
東京都中央区日本橋横山町3番10号
URL ：https://www.nisshinbo-microdevices.co.jp/
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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000071712.html