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(2018/6/7)
カテゴリ:イベント
リリース発行企業:名古屋市観光文化交流局名古屋城総合事務所
名古屋市観光文化交流局 名古屋城総合事務所(所在地:愛知県名古屋市)は、「ものづくりの技、心、自然環境の大切さ」を後世に伝える一大アートプロジェクトとして、近世城郭御殿の最高傑作「名古屋城本丸御殿」の10年に及ぶ復元計画を進めてまいりました。江戸期最先端技術の粋を極め木曽檜を使用した木造建築で文化を継承し、400年前そのままの豪華絢爛な姿を2018年6月8日(金)より完成公開いたします。
「名古屋城本丸御殿」は、尾張藩主の住居かつ藩の政庁として、1615(慶長20)年に徳川家康の命によって建てられた、日本を代表する近世書院造の建造物で、総面積3,100平方メートル 、木造平屋建こけら葺き書院造、13棟の建物で構成されています。1930年には天守閣と共に、城郭として国宝第1号に指定され屈指の名城として知られていたものの、1945年の空襲により建物の全てを焼失。しかし幸いにも焼失を逃れた豊富な史料が保管されており、2009年1月から待望の復元工事に着手し、2018年の江戸幕府将軍が宿泊するために建造された最も豪華絢爛な「上洛殿」などの完成をもって、10年をかけた復元計画を終えました。名古屋文化の原点ともいえる「名古屋城本丸御殿」は、木曽の森で数百年の時を刻んだ檜を使用するなど原則として旧来の材料により再現している他、復元により伝統技術や技法を受け継ぐとともに先人の技や知恵を未来へと継承し、名古屋の活性化につながる拠点となることを目指します。完成公開へ向けてはアートデイレクターとして廣村デザイン事務所の廣村正彰氏を迎え、メインビジュアルや制作物など総合的にディレクションしていただきました。また、山城大督氏による監督、蓮沼執太氏による音楽で、「名古屋城本丸御殿スペシャルムービ一」を制作いたしました。
【焼失を逃れた貴重なガラス乾板写真(左)と復元後の写真】
400年前の姿をそのままに木造建築で完全復元
【復元概要】
●建物概要:木造平屋建こけら葺き*(一部本瓦葺き)
●書院造延べ面積:約3,100平方メートル
●復元時期:将軍の上洛殿として使用され、書院造の典型的な意匠をもつ寛永期/ 1624年-1644年
●復元目的:本丸御殿の歴史的意義を踏まえ、焼失前と同様の文化的価値を有し、かつ市民の財産として活用できるように復元
原則として、旧来の材料・エ法による旧状再現
●復元手法:「ものづくりの技、心、自然環境の大切さ」を後世に伝える一大文化事業
●復元意義:市民の新たな誇りの創出/名古屋城の価値と魅力の向上/名古屋圏の活性化につながる大交流の拠点/匠の熟練の技を後世に継承
*こけら葺き:3mm程度の厚さに削った木材の薄板を一枚ずつ竹釘で打ち付け、屋根の下から上に向かって少しずつずらし重ねる日本特有の屋根葺き手法。
【復元スケジュール】
1610年|名古屋城築城に着手
1615年|本丸御殿が完成
1930年|天守閣とともに建物が国宝指定される
1945年|戦災により天守閣とともに焼失する
1992年|障壁画復元模写開始
2006年|基本設計
2009年|復元工事着手
2013年|第一期公開(玄関・表書院など)
2016年|第二期公開(対面所・上御膳所など)
2018年|完成公開(上洛殿・湯殿書院・黒木書院など)
【6大特徴】
1.城郭として「国宝第1号」に指定
昭和4年に国宝保存法が施行され、翌5年に名古屋城天守閣、本丸御殿等が国宝第一号に指定されました。
2.総工費150億円(うち寄付50億円)
城郭御殿復元最大規模の総工費150億円をかけて復元。現在、天守閣の木造復元に向けて、「金シャチ募金」も設置しています。
3.忠実に最大規模の御殿完全復元
焼失を逃れた1049面の障壁画、309枚の実測図、約700枚の写真、約2,000個の礎石などの史料により、名古屋城でしか成しえない実証的な復元が実現しました。
4.築城当時と同じ木曽檜を使用「木造平屋建こけら葺き書院造」
江戸時代に尾張藩が保全した森林は現在も豊かな自然を残しています。未来へ受け継いでいくため、木曽にて植樹活動も行っています。
5.匠の技で400年前にタイムスリップ
伝統工法により400年前の姿をそのままに木造建築で完全復元。江戸時代の武家文化の空間をを体感することができます。
6.天才絵師「狩野探幽」の障壁画
上洛殿の障壁画は、狩野派において最上位とされる山水(水墨画)。全国の城郭御殿においても他に例がない、名古屋城独自の荘厳な空間を形成します。
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オープニングセレモニー
日時:2018年6月8日(金)9:10−9:30
会場:名古屋城本丸御殿玄関車寄前
内容:舘ひろし氏 名古屋城アンバサダー就任セレモニー 、河村たかし名古屋市長 挨拶 他
アートディレクター
廣村正彰氏 Masaaki Hiromura
1954年愛知県生まれ。グラフィックデザイナー。廣村デザイン事務所主催。多摩美術大学客員教授、一般社団法人ジャパンクリエイテイブ代表理事。グラフィックデザインの他、商業施設や美術館などのサインデザイン、CI、VI計画を多く手がける。主な仕事:日本科学未来館、横須賀芙術館、9hナインアワーズ、すみだ水族館、あべのハルカス、台中国立歌劇院、そごう・西武、ロフトなど。主な受賞歴:毎日デザイン賞、KU/KAN賞、SDA大賞、
グッドデザイン金賞他。近著「デザインからデザインまで」。
スペシャルムービー監督
山城大督氏 Daisuke Yamashiro
1983年大阪府生まれ。名古屋市在住。美術家・映像作家。京都造形芸術大学講師。映像の時間概念を空間やプロジェクトヘ応用し、その場でしか体験できない〈時間〉を作品として展開する。アーテイスト・コレクテイブ「Nadegata Instant Party」メンバー。東京都現代美術館、森美術館、あいちトリエンナ一レ2013など全国各地で作品を発表。第18回文化庁メデイア芸術祭審査委員会推薦作品受賞。
全国初の「名古屋おもてなし武将隊 (R)️ 」
http://busho-tai.jp/
2009年に全国初で結成された武将隊。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康などの武将が、毎週末ツアーや演武を開催し来城者をおもてなしします。
尾張名古屋のうまいもの街「金シャチ横丁」
http://kinshachi-y.jp/
伝統・正統のエリア「義直ゾーン」、新風・変化のエリア「宗春ゾーン」の2つの全く異なる横丁に新旧の「名古屋めし」が揃います。
名古屋城本丸御殿 公式サイト
http://honmarugoten.jp/
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【 取材・掲載に関するお問い合わせ先】
株式会社SUZU PR COMPANY 担当:鈴江恵子
TEL:080-6390-8284
MAIL:info@suzu-pr.com
http://suzu-pr.com
【名古屋城本丸御殿に関するお問い合わせ先】
名古屋市観光文化交流局名古屋城総合事務所 担当:岩田、吉田、大橋
〒460-0031 名古屋市中区本丸1番1号
TEL:052-231-1700 FAX:052-201-3646
https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/
【 名古屋の観光、プレスツアーに関するお問い合わせ先】
(公財)名古屋観光コンベンションビューロー観光部国内観光グループ 担当:井村、近藤
TEL:052-202-1143 FAX:052-201-5785
https://www.nagoya-info.jp/
【 プロジェクト企画・コーディネート】
ユネスコ・デザイン都市なごや推進事業実行委員会
http://www.creative-nagoya.jp/
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