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(2017/10/20)
カテゴリ:イベント
リリース発行企業:公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団
横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3-4-1)は、2017 年度冬の企画展として「石内 都 肌理(きめ)と写真」を開催します。会期:2017 年12 月9 日(土)~2018年3 月4 日(日)
石内都(いしうちみやこ/1947年生まれ)は、2014年にアジア人女性として初めてハッセルブラッド国際写真賞を受賞するなど、現在、国際的に最も高く評価される写真家のひとりです。
国内では8年ぶりの大規模個展となる本展では、石内自らが「肌理(きめ)」というキーワードを掲げ、初期から未発表作にいたる約200点を展示構成します。
ここでは、本展のみどころをご紹介します。
■展覧会公式サイト
http://yokohama.art.museum/special/2017/ishiuchimiyako/
【1】初個展「絶唱、横須賀ストーリー」から40年。国内では8年ぶりの大規模個展
今年、デビュー40周年を迎える石内都。建物や皮膚そして亡き母や被爆者の遺品などに残された生の軌跡から記憶を呼び覚ます石内の作品は、「記憶の織物」とも評され、世界各地で高い評価を受けています。本展は、石内の40年にわたる活動を展覧できる、国内では8年ぶりの大規模個展。「肌理(きめ)」をテーマに自選された約200点を紹介します。
【2】石内都の写真と「肌理(きめ)」
「肌理(きめ)」は、石内の作品のエッセンスを伝える言葉です。学生時代に染織を専攻した石内は、物の肌理(きめ)に対する鋭敏な感覚を備え、建物や皮膚や遺品の表層に現れる時間の痕跡を写真におさめてきました。石内の作品は、時間と記憶を封じ込める肌理(きめ)をとらえた写真であり、また、時間をかけて現像された写真そのものは、石内が染め上げた無数の粒子からなるもう一つの表面=肌理(きめ)といえます。本展は、石内の代表作を「肌理(きめ)」というキーワードで捉え直します。
【3】石内都と「横浜」
1975年、石内は家族の住む横浜に暗室を構え、写真家としての活動を始めました。以来、初期三部作から「Mother’s」に至る石内のモノクローム写真のほぼすべてが、この暗室で制作されました。また、石内はデビュー前から、横浜の風景を折に触れて撮影してきました。本展では石内が横浜を撮影した最初期の写真「金沢八景」をはじめ、横浜の近代建築に取材した「YOKOHAMA 互楽荘」を展示するなど、石内と横浜の関係に焦点を当てます。
【4】「Innocence」「ひろしま」の未発表作と、ふたつの新シリーズを公開
本展では、女性の傷跡を写した「Innocence」、撮影開始から10年目となる「ひろしま」など、既存のシリーズの未発表作を多数公開します。また、新シリーズとして、アメリカのファッションデザイナーの亡き父の遺品の着物を撮った作品や、徳島県の阿波人形浄瑠璃の衣装に取材した作品を展示します。
開催概要
石内 都 肌理(きめ)と写真
【会 期】 2017年12月9日(土)~2018年3月4日(日)
【開館時間】10:00~18:00(入館は17:30まで)
*2018年3月1日(木)は16:00まで
*2018年3月3日(土)は20:30まで
(入館は閉館の30分前まで)
【休館日】 木曜日 ※2018年3月1日を除く
年末年始 ※2017年12月28日~2018年1月4日
■前売チケット発売中!
[前売(当日/団体)]
一般 1,300円(1,500円/1,400円)
大学・高校生 700円(900円/800円)
中学生 400円(600円/500円)
65歳以上 1,400円
※当日券のみ/要証明書/美術館券売所のみ対応
小学生以下無料
*前売券販売期間:2017年10月9日(月・祝)~12月8日(金)
*団体は有料20名以上(要事前予約)
*毎週土曜日は高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)
*障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
*観覧当日に限り「石内 都 肌理(きめ)と写真」展の観覧券で「横浜美術館コレクション展」も観覧可
■問合せ 横浜美術館 045-221-0300
■公式サイト http://yokohama.art.museum
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