(2024/12/12 12:00)
月極め駐車場の価値最大化 管理負担減らし有効活用
―駐車場のオーナーと利用者を結びつけるサービスを展開する中で、駐車場の確保がカギとなります。
「月極駐車場の利用価値を最大化する『月極イノベーション事業』を展開している。問い合わせや契約、運用などをオンライン化して管理会社の業務負担を軽減できる一方、利用者はインターネットで駐車場を検索でき利便性が高い。サービスを展開する上で、駐車場の情報をいかに取得するかが調達戦略のポイントだ。管理会社とのオンラインの打ち合わせだけでなく現地を訪問し、駐車場を確認しながら活用方法やメリットを訴求することを大事にしている」
―同事業の特徴は。
「駐車場のポータルサイト『アットパーキング』の運営を軸に、管理会社向けのオンライン管理支援サービス『アットパーキングクラウド』などを提供している。デジタル変革(DX)化や業務代行により最大?%の業務削減を実現できる。当社でコールセンターを構えて電話対応ができるほか、契約業務や集金の督促などをなくせるため反応も良い」
―今後の成長性は。
「当社が管理する駐車場は約36万台。国内の車両保有台数は約6195万台超で成長余地がある。シェア拡大には人員増強や既存メンバーの成長が軸になる。新サービスを通じて付加価値を高める。月極契約が決まるまでの空き時間を短期貸しする『アットパーキングウィークリー』などのサービスは駐車場を有効活用できるため好評だ。カーライフをサポートするサービスなども提供していく」
―月極駐車場を再定義する取り組みとして「ファーストワンマイルステーション」構想を掲げています。
「物流の“ラストワンマイル”のように、月極駐車場は生活圏内の“ファーストワンマイル”であり、電気自動車(EV)充電や電動キックボードの設置場所などモビリティースペースとしてさらに利活用できる。月極駐車場を基盤にさまざまな事業者と協業していく。当社は月極駐車場の最新のデータベースを持つのが強みだ。データを活用し、地域や自治体、事業者との連携を深める」
(2024/12/12 12:00)
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