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[ 科学技術・大学 ]
(2015/12/24 05:00)
京都大学生存圏研究所の篠原真毅(なおき)教授らの研究グループは、パナソニック、三菱重工業と共同で、患者の体温などを測る医療用温度センサーの作動と小型電動車両の充電を可能にするワイヤレス給電技術を開発した。電力供給にはマイクロ波を使用し、離れた距離での給電を可能にした。無線でインターネットがつながるように、無線で電力が得られる社会の実現を目指す研究の一環として披露した。
医療用のワイヤレス温度センサーの開発では、パナソニックと協力した。センサーを小型化し、920メガヘルツ帯(メガは100万)のマイクロ波で1ワットの電力を送受信機から供給、作動させる。現状では約1・7メートルの給電可能範囲を来年度には5メートルまで広げる。温度以外の脈拍などの健康情報も得られるように改良を進める。
老人向けの小型電動車両(シニアカー)の無線充電技術に関しては、三菱重工業が開発を担当した。2・45ギガヘルツ帯...
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(2015/12/24 05:00)
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