- トップ
- エレクトロニクスニュース
[ エレクトロニクス ]
(2016/3/31 05:00)
台湾・鴻海精密工業によるシャープ買収が決まった。両社は30日にそれぞれ取締役会を開き、シャープが鴻海傘下に入る事案を、買収条件の変更も含め決めた。鴻海からシャープへの出資額は3888億円となり、当初合意から約1000億円減となる。シャープが後出しした債務リスク問題で、再交渉は2月下旬から約1カ月間かかったが鴻海有利で決着した。両社間の正式契約日は4月2日。混迷状態だったシャープの再建が動き出す。(トピックスに「深層断面」)
出資額減は鴻海を引受先にシャープが発行する新株の価格を当初予定の1株118円から88円に下げるなどで調整する。鴻海が議決権の約66%を押さえる大枠は維持される。
主力行はシャープの債務リスクや同社の業績悪化を踏まえ、シャープに対する3000億円規模の追加融資枠設定で支援する。
シャープの業績悪化は深刻。同社は30日に2016...
(残り:383文字/本文:783文字)
(2016/3/31 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。
ログインするとこんな内容・詳細が読めます
- 台湾・鴻海精密工業とシャープの交渉がようやく決着した。その合意の内容はいかに。