[ 機械 ]
(2016/7/29 05:00)
日刊工業新聞社は28日、「第46回機械工業デザイン賞」(経済産業省後援)の贈賞式を都内で開いた。最優秀賞の経済産業大臣賞に輝いた堀場製作所と横河電機をはじめ、日本力(にっぽんぶらんど)賞のニチユ三菱フォークリフトと日立住友重機械建機クレーンなど計19件に賞状盾が贈られた。
来賓の安藤久佳経済産業省商務情報政策局長は「デザインというと外形や色にとらわれてしまいがちだが、デザインが持つ意味は広がっている。受賞製品は社会的要請などを見据えて、センスを駆使して開発されている」とたたえた。
専門審査委員代表の青木弘行千葉大学名誉教授は「完成度が高く、審査は甲乙をつけがたかった。ハードウエアとソフトウエアを融合した開発が浸透しており、ソフト主導の開発も見られた」と講評した。
また受賞者を代表し、横河電機の西島剛志社長が「受賞は顧客と価値を作り出す第一歩になる。産業界でデザインの重要性が増しており、デザインと機能の両面から価値を提供する」と笑顔をみせた。
(2016/7/29 05:00)