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[ 化学・金属・繊維 ]
(2016/11/1 05:00)
三菱ケミカルホールディングス(HD)は2019年に、国内事業所間で自家発電の余剰電力を活用した電力融通に乗り出す。IoT(モノのインターネット)を駆使して自家発設備の稼働率を高め、他事業所へ電力を供給する。国内の化学品需要は頭打ちで、海外から安価な製品が流入する“2018年問題”も迫る。エネルギーの効率利用で国内工場の競争力を強化。年間10億円以上のコスト削減効果を見込む。
三菱ケミカルHD傘下の三菱化学と三菱樹脂、三菱レイヨンの3社は現在、国内に約20カ所の事業所を持つ。このうち大規模な化学プラントのある事業所は、自家発電用として火力発電設備を保有している。
一方で、三菱化学筑波事業所(茨城県牛久市)など大半は自家発設備を持たず、地域の電力会社から電気を購入している。このためIoT導入による自家発設備の運転最適化や遠隔監視で稼働率を上げ、その結果と...
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(2016/11/1 05:00)
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