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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/12/19 05:00)
日本精工は次世代自動車向け変速機付きインホイールモーターを開発した。軸受やクラッチユニットなどの構成部品の製品化につなげることが狙い。
2台のモーターを用い小型でも高い駆動性能を得られる独自方式を、自動車メーカーなどに提案する。今後、数年をかけて、各構成部品を事業化する考えだ。
同社が開発したのは変速機と一体化させた小型モーター2台をホイールにつなげる独自方式。低速ギア時は一方のモーターが逆回転し、高速ギアに切り替えると2モーターが同方向に回る仕組みだ。
一般的なインホイールモーターより省スペースながらも、変速機の働きにより実用的なトルクや速度を確保できるという。モーター2台の回転を制御することで、加速しながら滑らかにギアを切り替えられるのも特徴だ。
自作車(写真)を用いた実証実験で性能を確認した。
この用途に合わせた減速機内蔵ハブ軸受ユニットなどの製品化を目指す。
インホイールモーターは電気自動車(EV)などの新たな駆動方式として期待されているが、小型化と駆動性能の両立が課題。
(2016/12/19 05:00)
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