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[ ICT ]
(2017/2/21 05:00)
情報通信技術(ICT)大手の2社が、サイバー攻撃を防御・検知するセキュリティー監視体制を世界で構築する。NECは2017年4―9月期中に米国にセキュリティー専業の現地法人を設立し、日米欧の世界3極で時差を利用した24時間監視サービスを始める。富士通もグループ連携の強化により、世界中のどの拠点からでも一元的に監視できる体制を17年度中に構築する。2社とも人工知能(AI)を使い未知の攻撃も含めて広範囲に対抗する。
NECと富士通が強化するのは、セキュリティーの専門家が客先のシステムを24時間365日監視する「セキュリティー・オペレーション・センター(SOC)」。守備範囲は企業ネットワークの境界領域の監視に加え、ファイヤーウォール(防御壁)をすり抜けて組織内に潜伏する未知のウイルスの検知までを網羅する。
NECは監視業務を国内に集中させているが、16年にオーストリアにセキュリティー専門の...
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(2017/2/21 05:00)
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